Redmi4xのプラスエリア化について記載します。以前に報告した通りsim1/sim2でプラスエリア化が可能です。事前に下記エントリを確認し、EFSのバックアップを実施しておいてください。
Xiaomi Redmi 4Xのプラスエリア化について
作業を行う上で必要な前提環境はQXDMが入っていることです。(QXDMはご自身でお調べください。)前回の作業でBootloaderはアンロックされEFSのバックアップが取得できるていることを確認ください。Supersuが入ってるとおそらくバグによりdiagポートがオープンできないので、バンドを書き換えた後にSupersuを入れる必要があります。また当方が作業を実施したromはxiaomi.euの7.5.18で作業を実施しています。
Xiaomi Redmi 4Xのプラスエリア化手順
今回はredmi 4シリーズの仕様なのかband prefとrf bc configがsim1/sim2でそれぞれ値を持っているパターンです。DFS toolでは両simのプラスエリア化ができません。実施方法はdiagの入り方以外は基本的に今までのプラスエリア化と同様です。
Diagモードに入る
電話アプリから*#*#13491#*#*でdiagを起動できます。画面は下記の通りでDIAG,SERIAL_SMD,RMNET_IPA,ADBをタップしてください。Qualcommのdiagドライバがインストールされていれば自動でドライバを認識してくれます。必要であればこちらからダウンロードし不明なデバイスが出ていればインストールしてください。
問題がなければQualcomm HS-USB Diagnostics 9091等でポートがオープンします。9091は環境によって違うかもしれませんがDiagportがオープンできれば問題ありません。
バンドを書き換える
こちらの手順はほぼZUK Edgeのプラスエリア化と同様です。
Diagモードに入ったら、つぎにQXDMでバンドを書き換えます。QXDMを立ち上げDIAGポートと接続します。optionsのcommunicationsを選択
target portにdiagポートを選択しok。画像はZuk Edgeのものを使いまわしています。ご容赦を。
NV managerがアクティブになるのでまずはデフォルトの値を確認します。Multi sim or dual simの部位をチェックしsubscripion idは0の選択します。まずは#946のband preferredから見ていきます。readボタンをクリックすると値が確認でき、デフォルトは0x04E8になっています。
こちらのフィールドをトリプルクリック、編集し0x0CE8に変えwriteをクリック。subscription id1側も同じ作業を実施します。Redmi 4Xの場合sim1側がMi Mixのように沢山のbitが立った状態ではない為、自身で0x0CE8に変えないとプラスエリア化ができません。
続いて、RF BC Configの#1877へ変更を加えます。画像はsubscription idが1になっていますが、0・1共に変更を加えます。デフォルトの値は”562950035734912″です。こちらを先のband preferredと同じ要領で0、1共に”562950169952640″変更します。
気になる方は、mztoolで投入したDecの値を確認してみるとよいかもしれません。ちなみに確認結果は以下のような感じです。
デフォルトの値
変更後、間違いはないですね。
以上で設定は完了です。再起動し引き続き検証を実施します。
検証
検証はNetwork Signal Guruを使います。またバンドを書き換えた後に、Supersuをtwrpからフラッシュしてroot作業を実施できるよう備えてください。Googleplayからインストールを実施し、起動時にrootの権限を要求されるので割り当ててください。まずはsim1にdocomo系のsimを挿しスリードットからband lock、wcdmaを選択しband5、6のみにlockします。
ばっちりです。
sim2にdocomo系のsimを挿しband5、6のみにlockします。
問題ありません。
以上で作業は完了です。
まとめ
特に問題なくプラスエリア化は実施できました。何か特別な作業が必要な端末ではなくさらっとプラスエリア化ができてしまうため、ポイントとしてはプラスエリア化を実施する前にsupersuを入れてはいけないというくらいでしょうか。変更後は特に制限もないので好きなromに入れ替えてしまってもプラスエリア化を維持することが可能です。
romは何を使って設定されましたか?
通りすがり様
エントリにリンクがある下記の通り、Xiaomi.euの7.5.18です。
https://gadget.hrksv.com/2017/06/05/post-5194
初めまして。
数日前、GearBestでRedmi 4Xをポチり、到着するまで勉強させていただいています。
初めての中華スマホなので、カスタムリカバリとか、カスタムromとか、勉強になることが多いです。
RF BC Configの#1877の変更後の数値ですが、説明文には”562950169952643″となっていますが、
変更後のmztoolのDecimalの表示は”562950169952640″となっているようです。
これは気にする必要はないのでしょうか?
(全くの初心者なので、的外れでしたら申し訳ありません。)
さぼてん様
ご指摘ありがとうございました。562950169952640が正解です。本文も修正させていただきました。
さぼてん様
失礼致しました。帰宅し次第いそぎ確認します。
初歩的質問で申し訳ありません。
QXDMで、0x0CE8及び562950169952640を変更しました。
mztoolを起動して端末を接続するも、DecのBit Infoに何も表示されず確認出来ません。
勿論Qualcomm HS-USB Diagnostics 9091ポートはオープンしています。
Root化はまだしておりません。
何が原因でしょうか。
一つ気になったのは#1877でGADGETFAN様の画像ですと、Typeで UINT64となっていますが当方のは8で異なります。
DRAGON7577様
mztoolはあくまでも投入した値が正しいか確認するためだけのプロセスなので、実際のプラスエリア化と関係は特にありません。ポートがオープンし値が投入できたのであれば問題はありませんが、通信確認にはnetwork signal guruから実際にバンドを拾って接続出来ているか確認する必要がある為、root化し確認してみていただければと思います。
GADGETFAN様
ありがとうございました。
Network Signal GuruでSIM 1とSIM 2の両方で、B5-850Mを捉まえてるのが確認出来ました。
しかしながらここで新たなる疑問が、出て参りました。
家族が使用してるRedmi 4XとRedmi Note 4Xを、ルート化してNSGでチェックしました。
フォーマープラスエリア化は一切無しの状態です。
Lock BandでWCDMAを見てみると、B5-850Mのチェックは外れた状態ですが表示はされています。
しかしながら両機種ともB5-850Mを捉まえているではありませんか。
その状態で実際通話もデータ通信も可能です。
そこで疑問:
1. Redmi 4XとRedmi Note 4Xは、フォーマープラスエリア化なしでB6があればB5が使用出来る?
2. NSGで本体のバンド設定が可能であれば、そもそもなぜフォーマープラスエリア化のプロセスが必要?
3.通常はフォーマープラスエリア化が無いと、そもそもLock BandでB5-850Mが表示されないのか?
4.でも家族の両機種は何もせず、B5-850Mが表示されている。
3. NSGでSIM 1又はSIM 2でLock Band で設定したバンド構成は両方に反映されているようですが?
以上、上記のような疑問がわいてきました。
DRAGON7577様
1. Redmi 4XとRedmi Note 4Xは、フォーマープラスエリア化なしでB6があればB5が使用出来る?
→ちょっとおっしゃっている意味が理解できていないですが、946、1877にビットが立っていなければ通信できません。表示上電波は見えます。
2. NSGで本体のバンド設定が可能であれば、そもそもなぜフォーマープラスエリア化のプロセスが必要?
→network signal guruは本体のrf bc configの内容を読み取り設定可能なband prefを読みだしています。そもそも設定がはいっていなければB6の選択は出てこない為、umtsのB6を掴むことはできません。
3.通常はフォーマープラスエリア化が無いと、そもそもLock BandでB5-850Mが表示されないのか?
→見えます。B5のサブバンドがB6になるのでB5が電波を拾いますが、接続できないという状態が発生します。
4.でも家族の両機種は何もせず、B5-850Mが表示されている。
→B5は表示されます。内容は3.と重複のため割愛
3. NSGでSIM 1又はSIM 2でLock Band で設定したバンド構成は両方に反映されているようですが?
→されません。Redmi 4Xとnote 4Xはsim2側がデフォルトで0xBFFFとなっているビット状態のためであるだけです。
はじめまして。
こちらを参考にさせて頂き、カスROM(MIUI. EU )、プラスエリア化と順調に進みました。
ありがとうございました。
かずスマ様
お役に立てたのであれば幸いです。今後共当ブログをよろしくお願い致します。
はじめまして。
此処を参考にカスタムROMを入れプラスエリア化は成功したのですが、au系のBC0が外れてしまいました。
CDMA BC0を復活させるにはどの部分をどの様に変更すればいいのでしょうか?
ヨッチン様
当ブログでプラスエリア化を実施したRedmi 4xはグローバルバージョンで仕様上BC0に対応していないモデルです。
ヨッチン様が購入された機器は到着時BC0が接続できていたということでしょうか。本エントリの手順にある通り、RF BC Configの値はグローバルモデルのデフォルト値であるため、変更後の値にBC0が含まれていません。当方auについては人生で一度も利用したことがないので合っているかはわかりませんが、BC0のAとB systemにフラグが立てばよいのであれば562950169952643をRF BC Configに設定してあげればよいと思います。またband prefについては当方の手順ではCDMAのエリアの値を設定していないので、このエントリをなぞっただけであれば特に設定をする必要はありません。※CDMAは#441の値に入っている設定が該当します。
gadgetfan様
おかげさまでauのガラケーSIMで通話出来る様になりました。
私はAliでCDMA2000/1x BC0対応機種を購入しました。
ありがとうございました。
質問させて頂きます。
PC側でQualcomm HS-USB Diagnostics 9092ポ-とが認識できているのを確認、QXDMを起動させて手順に従い
#946をreadさせましたが、unable To schedule DAIG requestとして値を読み込みません。
#1877方も同様です。
何が原因でしょうか、ご教授願えれば大変ありがたいのですが。
以前、コメント點せた頂いた者です。
直接、この記事に関係ない事なので、申し訳無いのですが、教えて頂けないでしょうか?
今まで、この機種にnanoSIMをSIMトレイ2に入れて使用していました。
昨晩、microSDメモリカードを追加したかったので、SIMトレイ2にはmicroSDメモリカードを、SIMトレイ1に、今まで使用していたnanoSIMカードにアダプタを付けて、microSIMカードとして入れて、データ通信してみた所、ステータスバーの通信表示が4G(LTE)にならず、3Gまたは+Hのままとなっています。
データ通信の優先ネットワークタイプ設定は、LTE優先になっており、端末を再起動させてもLTE表示になりませんでした。
SIMトレイ2に戻すと、正常に4G(LTE)と表示されます。
この機首(Redmi 4X)は、SIM1トレイは3G、SIMトレイ2は4Gという仕様なのでしょうか?
DSDSの及びxiaomiの端末が、初めてなので、ググりましたが分かりませんでした。
管理人様の端末では、如何でしょうか?
お手数ですが、アドバイスを宜しくお願い致します。
かずスマ様
両simとも4G対応のスロットです。
管理人様
早速の回答、ありがとうございます。
そうですか、両スロット共に4G対応ですか。
1度、初期化してみます。
ありがとうございました。
管理人様
先程、端末を初期化せずに再度SIMスロット1にSIMを入れ、暫く放っておいたら、4G(LTE)を掴んだ様で、ステータスバーの表示はが、変わりました。
お騒がせして、すみませんでした。
redmi x4の購入を検討しています。
バンド19(ドコモLTEのブラチナバンド)の追加はできるのでしょうか?
かずちゃん様
現状、特定の条件がそろったデバイスのみがB19を追加できます。Xiaomi端末についてはすべからく追加できません。
詳しくは下記を参照ください。
https://gadget.hrksv.com/2017/08/04/post-6881
早速のご回答をありがとうございました。
ソフトバンクの通話とドコモのデータ通信を使おうと考えています。
価格が2万円以内でバント19に対応可能なdsdsスマホをご存知でしたら教えて頂けるとありがたいです。
虫のいい話で申し訳ありません。
よろしくお願いします。