2018年販売のXiaomi Mi シリーズのプラスエリア対応確認について

Twitterでさらっと簡単に報告してしまいましたが、2018年に発売したXiaomi Mi シリーズのプラスエリア対応状況について確認を実施したのでこちらの投稿にまとめます。

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これは何?

Xiaomiの端末はこれまでDocomoのWCDMA B6について、当ブログでも扱ってきたように標準の状態では接続することができず、プラスエリア化作業の実施が必要でした。しかしながら2018年のMi8シリーズからどうもプラスエリア化を実施しなくてもB6へ接続ができるようになっているらしい、という情報を拝見しそちらの確認を実施したものとなります。かなり今更感がある確認ですがせっかくなのでご報告まで。

確認はNetwork Signal Guruで実施

先にガジェットファン3号氏がPocofone F1のレビューで触れてくれていますが、時を同じくしてリリースされたPocoもデフォルトでプラスエリア対応していた件は記憶に新しいところです。最初に結果から申し上げると、Mi 8、Mi 8SE、Mi 8 Lite、Mi Max 3においてRF BC Configの値は読みだせないものの、Band prefferdにはB6のビットが立っており、ROMの入れ替え等々の必要なく接続が可能です。次項からは簡単に結果の報告および確認時のROMの環境を記載していきます。

プラスエリア対応状況の確認まとめ

Xiaomi Mi 8

問題なく公式グローバル端末においてプラスエリア接続が可能です。Xiaomi.euに変えたら接続ができたとの報告を見かけたことがありますが、当方が確認した限りでは公式グローバルモデルにおいて何も設定変更必要なくB6への接続確認ができました。


ROMの状態:公式グローバルROM安定版において確認、BLU(Bootloader Unlock)状態でRoot化、Network Signal GuruにてSim1/2の接続を確認。

Xiaomi Mi 8SE

こちらは中国版です。グローバル版は存在しないため、なんのひねりもなくChina Stableで確認を実施しています。

ROMの状態:公式中国版 安定版において確認、BLU状態でRoot化、Network Signal GuruにてSim1/2の接続を確認。

Xiaomi Mi 8 Lite

Liteモデルはグローバル向けのモデルとなりますが、おそらく中国向けのyouthモデルでも結果は同じでしょう。こちらもB6への接続が可能です。

ROMの状態:公式グローバルROM安定版において確認、BLU(Bootloader Unlock)状態でRoot化、Network Signal GuruにてSim1/2の接続を確認。

Xiaomi Mi Max 3

当方が所持している端末で唯一プラスエリア化を断念したMi Max 2では何をやってもプラスエリア化ができませんでしたが、Mi Max 3においては前述の3端末と同様、プラスエリア接続が確認できました。しかしながらこちらの端末においてはTWRPから公式グローバルのbootが実施できないため、Xiaomi.euでの確認となっています。

ROMの状態:公式グローバルがTWRPからBootできないため、Xiaomi.euで確認を実施。EFSの編集をせず、Root化状態でNetwork Signal GuruにてSim1/2の接続を確認。

ここまでの確認で、2018年に発売しているMiシリーズ端末についてはおそらく出荷状態でDocomoのWCDMA B6に対応いると考えています。しかしながら中国版モデル含めてすべての確認ができているわけではないため、可能であればいつもの手順でフィジビリティを確認したほうがよいかと思います。

まとめ

Mi シリーズについてはおそらく方針が変わらなければこのまま、後続のモデルも問題なくプラスエリア可能なEFSの状態で販売されるのではないでしょうか。直近で販売されたMi 9についてはすでに接続確認が完了しておりデフォルトの状態でWCDMA B6への接続確認が取れています。

接続確認には下記のアプリを利用しています。Root化していなくもバンドの確認が可能です。

Network Cell Info Lite & Wifi
Network Cell Info Lite & Wifi
Developer: Unknown
Price: Free

しかしながらRedmi シリーズについてはその限りではありません。Redmi Note 7を確認した感じではRF BC Configに値はあるものの、Band Preffedではビットが立っておらず、自身でアクティブにしない限りプラスエリア接続はできませんでした。Sim1側のみであれば、Network Signal Guruでビットを立てるだけで対応が可能ですが、Sim2側については該当のアプリではコントロールができないため、いつもの手順でアクティブにする必要があります。

手順としてはRedmi Note 6 Proと全く同じであるため、下記を参考に作業いただければプラスエリア化が可能です。

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6 Comments
  1. いつもありがとうございます!redmi note 7買う決心が付きました!

  2. 役立つ記事いつも関心しながら見させていただいております。
    質問なんですが、mi9 中国版はグローバルROMへの書き換えは可能なんでしょうか?
    最近xiaomiの中国ROMはグローバルROMへの書き換えはできないとの記事をちらほら見かけたので…
    教えていただければ幸いです。

    • RIKU様

      公式フォーラムで下記の通りアナウンスがありましたね….
      私は基本China版で公式Globalは昔からフラッシュせず、Xiaomi.euしか使っていないので
      あまり影響はありませんが、残念な話です。

      https://en.miui.com/thread-3831680-1-1.html
      Dear Mi Fans,

      Here’s something VERY important before you flash or update the ROM.

      1. Xiaomi Phones manufactured for Chinese market are not able to run MIUI Global ROM.
      2. Xiaomi Phones manufactured for Global markets are not able to run MIUI China ROM.

      We highly recommend you to buy Xiaomi Phones via official or authorized sales channels and double check the system infomation before flashing or updating.

      Thank you for understanding.

      MIUI Team

      • やはり駄目でしたか…大人しくグローバルバージョンを購入したいと思います。
        返信ありがとうございました。

  3. 参考にします。
    が、作業したmi6にも愛着があります。

  4. いつも楽しみに読ませていただいております。

    pocophoneですが、CAに対応しておらず単一bandしか通信できないとの情報がネット上にあったのですが、CAが有効化はできるかどうか試してもらえないでしょうか。

    お忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。

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