Xiaomi Redmi Note 6 Pro レビュー RN5に続き素晴らしいコスパ

Xiaomi Redmi Note 6 Pro の実機レビューです。 Redmi Note 5 からおよそ半年立ってリリースされた本機ですが見ていきたいと思います。

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Xiaomi Redmi Note 6 Pro レビュー

概要

Xiaomi Redmi Note 6 Pro はおよそ半年前にリリースされたRedmi Note 5の後継機です。前作は安価な端末ながらパフォーマンスやカメラについて同一価格帯と比較すると圧倒的に素晴らしい仕上がりとなっていました。新しいRedmi Note 6 Proはスペックを見る限りは多少のハードウェアの変更と見えますが、どのような点が更新されているのか見ていきたいと思います。

仕様

仕様については後述の テーブルの通りです。Redmi Note 5と比較してSOC として SDM 636はそのままに フロントカメラのデュアルカメラ化や ディスプレイのノッチディスプレイ化による5.99 インチから6.26 インチ への画面サイズの変更があげられます。フロントカメラのデュアルカメラ化については20MPのメインセンサーと深度調整用の2MPカメラとなっていますが、背面カメラも何気にF/1.9のものにセンサーが変更されています。

製品名Xiaomi Redmi note 5Xiaomi Redmi note 6 Pro
ディスプレイ 5.99″ 1080 x 2160 FHD+ 18:96.26" 1080 x 2280 FHD+ 19:9
SoCQualcomm SDM636 Snapdragon 636, Adreno 509Qualcomm SDM636 Snapdragon 636, Adreno 509
RAM/ROM3GB/32GB,4GB/64GB,6GB/64GB, MicroSDサポート3GB/32GB,4GB/64GB,6GB/64GB, MicroSDサポート
カメラリア: 12 MP + 5 MP
フロント: 13MP
リア: 12 MP + 5 MP
フロント: 20 MP + 2MP
対応バンド2G:850/900/1800/1900,
3G: 850/900/1900/2100,
CDMA2000 1xEV-DO
4G:FDD-LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/
B34/B38/B39/B40/B41

Wifiはa/b/g/n デュアルバンド
2G: GSM 850/900/1800/1900
3G: WCDMA B1/B2/B5/B8
4G: FDD-LTE B1/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B38/B40

Wifiはa/b/g/n デュアルバンド
bluetooth5.05.0
バッテリー4000mAh4000mAh
サイズ158.6 x 75.4 x 8.1 mm / 181g157.9 x 76.4 x 8.2 mm / 182g
osMIUI 9MIUI 9
カラーBlack,Gold,Blue,Rose GoldBlack,Blue,Rose Gold,Red

スペックについては公式サイトも参照ください。

 

付属品

付属品については以下の通りです。お馴染みの薄い TPU ケースは付いていますが、カメラのバンプを保護する部分が欠如しており、Redmi Note 5のものと比べてややクオリティは下がっています。また他のXiaomi製品と同様に保護フィルムはデフォルトでインストールされていないので 別途用意する必要があります。

MicroUSB to A USBケーブル
電源アダプタ(EUソケット)
simピン
ユーザーマニュアル
TPUケース

付属ケースは突出したカメラ部分を保護する部位がなくなっています

デザイン

Xiaomi Redmi Note 6 Pro のデザインについてはRedmi Note 5と比較すると地味に変更が加わった部分があります。上下左右のアンテナラインの部分がプラスチック製となっている点は同じですが、該当の部分から繋がるミッドフレーム部分についてもプラスチック製となっています。

プラパーツとメタルパーツがマッチしている背面

またそのデザインの変更によってか端末の厚み自体は大きく変更にはなってませんが、 ミッドフレーム部分がかなり細めの作りになっておりRedmi Note 5よりも手に持った感じ薄く感じるような作りになっています。

カメラバンプ部分はやや高め

フロントサイドは仕様で記載の通り、5.99インチから6.26インチのノッチディスプレイに変更となり、表示領域が拡大されています。 1080 x 2280ピクセルの解像度であるIPS LCDパネルはXiaomiの低価格端末で見られる天馬製のもので、デフォルトでの色味は色温度が高い青い傾向のディスプレイになっています。

比較してみると表示領域が拡大していることがよくわかります

そしてノッチについては画像の通り広めのものとなっており、こちらのエリアにデュアルカメラ、スピーカー、通知 LED が配置されています。

ノッチエリアはやや大きめステータスバーで表示されるアイコンを少なめ

ボトム部分については非表示領域がやや広めになっていますがそれほど気になるものでありません。

ボトム部分のヴェゼルはPoco F1と同じぐらいの幅

バックサイドはデザイン冒頭で述べた通りプラスチックとメタルのコンビになっています。垂直デュアルカメラと指紋認証エリアが配置されたこちらのエリアについてはメタルボディとなっていますが、ミッドフレーム及び上下のアンテナライン部分についてはプラスチック製となっています。しかしながらブラックカラーにおいては素材の違いはあれど色はマッチしており特に違和感を感じないクリーンなデザインになっています。 指紋認証については他のXaiomi端末と同様、快適に動作し全くストレスなく動作してくれます。

背面のメタル部分の塗装はマットの処理

ブラックならプラスチック部分も目立ちません

ボトムサイドは左からマイク、マイクロ USB ポート、スピーカーとなっており、残念ながら USB Type C は採用されていません。しかしいつまでマイクロ USB ポートを使い続けるんでしょうね。 スピーカーから出力される音声はどちらかと言うとフラットなものになっており音量も十分で特に問題はありません。

Quick Charge に対応したマイクロ USB ポート

トップサイドは左からIR、 集音マイク、イヤホンジャックという並びです。

赤外線ポートも相変わらずサポートされています

レフトサイドは SIM トレイのみ、位置はだいぶ上部に移動されています。 SIM トレイの仕様は nano SIM +ハイブリッドトレイの仕様となっており、印字なしの SIM トレイはやや使いづらい感じでしょうか。

サイドフレームはかなり細いデザインへ変更

simスロットには印字なし

地味な変更ではありますがデザインはRedmi Note 5と比較してより持ちやすいものに変に変更されており、よりブラッシュアップされたものになっていると感じています。

ブラックだとよく分かりませんがデザインは割と変わっています

ハードとパフォーマンス

こちらについては採用されている SOC は SDM 636ということで、Redmi Note 5と全く同様のものです。antutuベンチマークのスコアとしては 11万前後とおおよそミッドローのレンジとは思えないパフォーマンスを弾きだしてくれます。普段使いにもゲームにも良いパフォーマンスを示してくれる非常にコストパフォーマンスの高い SOC となっています。PUBGなども標準画質でそれなりに動いてくれるので大抵のゲームは快適に動作してくれます。今回私は4GB/64GBのコンビを発注しましたが、 ライトな利用形態であれば3GB/32GBでも全く問題がないと思います。

優秀なパフォーマンスのSDM636

ユーザーインターフェースと OS

今回発注したモデルはRedmi Note 6 Pro Global版となり、MIUIの環境で日本語が標準でサポートされたモデルとなっています。 Android バージョンは8.1、MIUIは9.6のグローバル版stableの環境となります。 いつも通りデュアルアプリやアプリロックなどのMIUIの便利機能が利用できます。 またグローバルモデルとなるのでデフォルトで Google Play ストアサポートされており何の小手先もなくブロートウェアフリーな環境が利用が可能です。

日本語ももちろんサポート

おなじみの機能も利用可能

フルスクリーンジェスチャーもサポート

ちなみにご存知がない方が多いようなので記載しておきますが、 フェイスアンロック の機能は地域設定により利用の可否が決定するので、もしフェイスアンロックがを利用したいのであれば地域設定を香港などに設定しておけば利用可能になります。

フェイスアンロックは地域設定により利用可否が変わります

また bootloader UNLOCK には1ヶ月の時間を要するように変更されているので、ROMの入れ替えを検討しているのであれば早々にアンロック申請をしておいた方が良いと思います。

接続性

接続性についてはXiaomi Redmi Note 6 Proは4G4G DSDVでの利用が可能です。sim1で電話回線、sim2でデータ回線のように使い分けが可能でそれらが常にVoLTE利用できます。ただデフォルトではMIUIのVoLTEキャリアチェックにより無効化されているので、下記の手順でそれを無効化する必要があります。

利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。

デフォルトではいつもどおりDocomo WCDMAプラスエリアバンドに接続することはできませんが、プラスエリア化作業によりおそらくバンドの追加は可能だと思うのでブートローダーのアンロックが完了し次第記事を投稿しようと検討しています。

カメラ

カメラについてはRedmi Note 5と同様にこの価格帯のスマートフォンの中ではダントツに良いパフォーマンスを示してくれます。 両センサともにRedmi Note 5 と同じくsamsung ISOCELLで構成されています。
昼光下におけるパフォーマンスはRedmi Note 5と変わらず非常に素晴らしいです。ノイズもほとんどなく非常にシャープで詳細さが欠けるようなこともありません。ホワイトバランス、ダイナミックレンジともにまともで見たままの景色をキャプチャできます。オートHDRもうまく機能しハイライトについてもちゃんと詳細さを表現してくれますが、オートHDR時の味付けはやや淡い仕上がりになりがちでした。
また暗所におけるパフォーマンスも比較的良いパフォーマンスを示してくれますが、Redmi Note 5と比較するとややデフォルトで ISO 値が高くなる傾向があるのか、ややノイズが目立つ結果となりました。

※下記リンク先はオリジナルサイズです。モバイルの方はクリックしないようにお願い致します。

バッテリー

バッテリはーRedmiシリーズではおなじみの4000mAhとなっておりRedmi Note 5と変わらず長時間の利用が可能となっています。PC Markのバッテリーベンチの結果としては10時間前後と一日利用するぶんには全く不都合がないパフォーマンスです。また付属の充電器は5V 2Aの仕様ですが、QC対応充電器で給電した際、2.5A以上が流れ、QC充電を示すステータスアイコンが表示されたのでQCへのサポートがあると思われます。

急速充電を示すアイコン

評価

Xiaomi Redmi Note 6 ProはXiaomi Redmi Note 5に引き続き、素晴らしい端末に仕上がっています。 アンダー$200のプライスレンジではどちらかの端末を選択しておけばまず間違いがないと思います。ノッチが嫌なら Redmi Note 5、ノッチがお好みならRedmi Note 6 Proという選択でよいかと。カメラのパフォーマンスも前作に引けを取らないレベルではあるので、こちらの端末も長く利用できる素晴らしいバジェットフォンではないでしょうか。選択に迷うとすればほぼ価格差がなくなってしまっているXiaomi Mi 6XやMi A2になりますが、こちらとの比較はバッテリー寿命かパフォーマンスかで選べば良いと思います。

購入先

今回は当方はGearbestで発注しました。

Xiaomi Redmi Note 6 Pro Global 4GB/64GB

$198.19 $219.99

最安価格については下記エントリでも使っているので参考にしていただければ幸いです。

8.8 Total Score
Good!!

SDM636のパフォーマンスをはじめ、バッテリーの持ち、カメラのパフォーマンスと$200以下の端末ではRedmi Note 5と同じく中華端末の中で最高レベルの出来。

ハードウェア
9
デザイン
8.5
ディスプレイ
9
ソフトウェア
9
カメラ
8.5
PROS
  • SDM636のパフォーマンス
  • さらに持ち易くなったボディ
  • 19:9の美しいディスプレイ
  • オールラウンダーなカメラ
  • $200以下のコスト
  • 4G4G DSDVへの対応
  • QC対応
CONS
  • MicroUSB
  • やや重い端末
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