Vivo NEX SのVoLTE有効化手法の公開

Vivo NEX Sの強制VoLTE有効化について

Vivo NEX Sの強制 VoLTE 有効化について手順を公開します。事の発端は知人の一言、Vivo NEX Sを購入したけどどうやらVoLTEが使えないらしい….。きっとお前はレビュー記事だけではなくVoLTEを使えるようにしてくれるんだよなぁ。そんな会話が発端でした。

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調べた感じでは現在販売されているVivo NEX Sのグローバル版は何やら販売対象国向け(おそらく当方の端末は香港)の仕様となっている様子。他の販売対象国は存じ上げていませんが、デフォルトのROMでVoLTEに接続可能なのは香港のキャリアだけなのでしょうか…。 XDAを見る限りでは本端末をVerizonネットワークで使っている方々もVoLTEに接続ができないためCDMAをサポートしない本端末で通話ができない状態になっているようでした。

以上のことから実はあまり自信がなく見通しはよろしくなかったのですが、古典的なアプローチによりVoLTEスイッチの有効化が可能になり、またその副産物として DIAG ポートのオープンまで短時間一気に可能になりました。そしてすぐにOneplus 6と同様のMBN的な制御が入っていることが判明したので1日でVoLTE有効化までこぎつけることができました。

手順概要

またもや前置きが長くなってしまいましたが、大まかな手順の流れは以下の通りとなります。今回は TWRP がある環境ではないので QPST のソフトウェアダウンロード からQCN ファイルのバックアップが非常に重要となります。

  • QPST 2.7.420の準備(あるいは460以降のPDCツール。こちらはご自身でお調べください。)、QUALCOMMのドライバをインストール
  • 開発オプションの有効化、 USB デバッグの有効化
  • VoLTEスイッチの有効化
  • DIAGポートの有効化
  • QPST での QCN ファイルのバックアップ
  • QPST でのVoLTE情報を編集

という感じで作業を進めていきます。くどいようですが EFS の中身を変更する作業のため、4.の作業は必ず実施してください。 またVoLTEスイッチの有効化については SIM 1及び SIM 2での作業が必要になるため以降の手順より詳細を記載していきます。

事前準備としては1の手順について済ませておいてください。

開発オプションの有効化、 USB デバッグの有効化

こちらについてはお馴染みの作業ですが、こちらを実施していないと DIAG ポートにアクセスができないので忘れずにしてください。

“設定”から”その他の設定”をタップ、”携帯電話”についてをタップします。今回は”ソフトウェアバージョン”を連打することによって開発オプションの有効化が可能です。

次に“設定“から“その他の設定“をタップ、“開発者向けオプション“をタップしましょう。開発者向けオプション画面が表示されたら、“開発者用オプション“及び “USB デバッグ“をオンにします。

VoLTEスイッチの有効化

続いて隠されたVoLTEスイッチの有効化を実施します。こちらはかなり古典的な手法ですが、ショートカットメーカーや Nova Launcher のアクティビティから各アプリの設定項目が持つインターフェースを片っ端から探っていくという方法です。しかしながら今回は目的がVoLTEスイッチの有効化だったので比較的簡単に探し出すことができました。

では Nova Launcher を例に記載していきます。

まずは Nova Launcher をインストールしましょう。グローバル版のVivo NEX Sは ランチャーが自由に変更できるようになっているため、単純にインストールしてしまえば OK です。

Nova Launcher ホーム
Nova Launcher ホーム
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot
  • Nova Launcher ホーム Screenshot

続いてインストールが完了したら NOVA ランチャーの初期セットアップはさっと済ませて、早速アクティビティからVoLTEスイッチを有効化していきましょう。まずはランチャー上の空白部分を長押ししウィジェットをタップします。

さらに続いてアクティビティのショートカットをランチャーの空白部分に持って行きましょう。そうすると各アプリケーションが持つアクティビティの一覧が表示されるので 41項目ある“携帯電話“のノードを展開します。そうすると最後から二番目に “VoLTE HD 通話“と “wi-fi 通話“の設定ショートカットがあります。“VoLTE HD 通話“をタップしランチャーの空白部分にショートカットを作りましょう。

※VoWIFIが必要な方は同じようにショートカットを作ってください。

そうすると電話アイコンのVoLTE HD 通話というショートカットが出来上がったと思います。こちらをタップすることにより現在データ SIM として利用している SIM 側のVoLTEスイッチが強制的に有効化できます。こちらの作業は両方のSIMで設定する必要があるので、データ回線に使用するSIMを切り替えることによりもう片側のVoLTEスイッチの強制有効化が可能です。

簡単に申し上げるとSIM1側で VoLTE HD スイッチを有効化した後に、 SIM1自体を無効化し、もう一度“VoLTE HD通話“のショートカットタップすればSIM2側のVoLTE HD スイッチが有効化できる仕組みとなっています。

それぞれの有効化が上手くいけば“設定“の“デュアルカードとモバイルネットワーク“の項目から各SIMの“VoLTE HD 通話“がアクティブになっていることが確認できるようになります。

注意点としては上記の作業は SIM を差し替えるたびに発生する作業となるので、作成したランチャーのアクティビティはショートカットとしてそのまま置いておくことをお勧めします。

 

DIAGポートの有効化

続いて DIAG ポートの有効化です。こちらも Nova Launcher のアクティビティから発見したNetworkState ツールから実施します。

NetworkState ツールはVoLTE HD通話と同様に Nova Launcher のアクティビティから NetworkState ツールのショートカットを作りましょう。

 

ショートカットをタップするとツールが起動します。ツールには魅力的な単語が並んでいますがグッと我慢して 画像のファイルのボタンをタップします。

そうすると DIAG 関連のオープンさせるポートの選択が可能になるので、一番上の “diag+modem+rmnet+adb“を選択し、作業用PCに接続します。

問題なくドライバが入っていれば DIAG ポートおよびその他のポートがオープンした状態になります。

QPST での QCN ファイルのバックアップ

続いて QPST での QCN ファイルのバックアップですが、今回対象となる端末は TWRP がなく EFS のバックアップが取得できないため QCN ファイルで EFS の状態をバックアップするということになります。

こちらについては QPST を起動し、 “Menu“の“Start Clients“から“Software Download“を起動し実施します。

“Software Download“が起動したら左から3番目の“Backup“タブを選択し QCN ファイルの保存先とファイル名の設定をした後にスタートをクリックすればバックアップの取得が可能です。

こちらは大事なファイルとなるので適宜 保存保管をしてください。 なお何か問題が発生した際は左から2番目の“Restore“タブから該当のファイルを選択しスタートをすることによって復旧することができます。

QPST でのVoLTE情報を編集

こちらは冒頭で述べた通り、Oneplus 6での作業とほぼ変わりません。 QPSTの“Software Download“アプリを起動しVoLTEの定義を編集します。まずはQPST Configurationの“Start Clients“あるいはプログラムの一覧から“Software Download“を起動します。QPST 2.7.460以降はPDCツールをプログラム一覧配下から起動してください。インターフェイスは違えどやることは一緒です。ちなみにPDCツールでやる場合なぜか値が反映されないことがあるのでおすすめはQPST 2.7.420です。

続いて一番右のタブMCFG_PDCを選択します。Deviceから接続されたデバイスインターフェイスを選択します。

しばらくするとデバイスのMBNからロードされたVoLTEの定義が一覧として表示されます。

デフォルトでは日本の SIM を差した場合ROW_Commercialがアクティブになるためこれにより VoLTE 接続できない、IMS 登録ができない状態になります。 画像はOneplus 6のOversea-Commercialのものになっていますが、読み替えてください。ROW_Commercialを下記画像の通り、Sub1,Sub2ともにDeactivateしていきます。

ROW_Commercialのsub0、sub1がInactiveであることを確認しRemoveします。

続いてリストからVolte_Commercial_Vodafoneを探します。検証の結果こちらの定義でDocomo系、Softbank系のMNO、MVNOでVoLTEを有効にできることがわかりました。※下記画像はすべてActivate済みとなっていますが、通常こちらはInactiveです。

続いて右クリックのSetSelectedConfigからSub0、Sub1を選択します。一度に選択できないのでsub0、sub1を順番に選んでください。

両方がPendingステータスになったら、Activateをクリックします。

ボタンを押しても自動でActiveにならないので30秒ほど待ち、Devicesからデバイスintをもう一度クリックしてください。そうすると以下のようにSub0、Sub1がActiveステートに変わります。これによりSim1/Sim2でVoLTEが有効になります。

ここまで出来たら一度再起動すれば以下のように通知のステータスにVoLTEアイコンが確認できます。

以上でVoLTEの強制有効化は完了です。検証はDocomo系、Softbank系のSimでVoLTEによる発着信が確認できています。auについては当方が回線を所持していないのでレポートいただければ幸いです。

制限事項等

VoLTEスイッチの有効化で述べた通り、 SIM の入れ替えを行うとVoLTEスイッチが非アクティブになりVoLTEに接続できなくなります。しかしながらアクティビティのショートカットから再度VoLTEスイッチを有効化することにより、 efs の編集なしで再度VoLTEへ接続できるようになります。慣れれば1分で済む作業なのでそれほど手間ではなく簡単にVoLTE環境を戻すことができます。

まとめ

この記事を公開しているタイミングで、4PDAやXDAでもまだ誰もこの手法は見つけていないと思われます。以前は別の方法でVoLTEスイッチを有効化する手法があったようですが、現在は使えなくなっているので嗚呼できてよかったという感じです。今後販売されるVivoの端末でも同様の手順でVoLTEを有効化できると思われるので本ブログを閲覧いただいているユーザーの皆様におかれましては参考にしていただければ幸いです。これで OPPO Find X に負けない端末になりました。

追記:OSのアップデートでVoLTEのMBN状態がデフォルトに戻ります。この場合、再度QPSTでの作業を実施すれば復旧が可能です。

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その他

下記の記事も参考にしていただければ幸いです。

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18 Comments
  1. ガジェットファンさん流石です!
    早速試させていただき無事dsdv環境を手に入れました。B6も試したいですが、rootがとれないとやはり難しいでしょうか?

    • vi-vo様

      おめでとうございます。お役に立てたのであれば幸いです。B6についてはsim1/sim2での確認が難しくなかなかと言った感じでございます。

  2. Oppo find xは日本でvolteを使えないです。何らかの方法はありますでしょうか

    • オウ様

      どの端末と勘違いしていたのか、確かにOPPO Find Xは日本のキャリアでVoLTEが使えませんでした。ちょっと調査してみます。

  3. ありがとうございます。やっぱりoppoのromは厄介ですね

  4. いつも楽しく拝見しています。
    auは最後のactiveの選択をVolte_OpenMkt-Commercial-CMCCにすることで対応可能でした。
    またDiag有効はFactory test(電話で*#558#)→Quality verification test→development debugのDebugging portチェックでも可能です。
    Volte有効化は”追加のショートカット”などのソフトでVoLTEconfigを起動し”Visible Volte Switch”をONにすることでSim1/2同時にVoLTE HD通話が表示されるようになりました。

  5. Quickshortcutmakerからmbn testを開いて、mbn modeを切り替えることができます。もしvolteスイッチを開けるなら、oppo find xのvolteが使えるかもしれませんね。

    • オウ様

      当方も昨日、そちらを見つけて調査を進めていますがVoLTEスイッチが無いですね….。
      実はちょっと行けそうな試みがあるので明日以降に記載できるかもしれません。

  6. おかげさまでIIJ docomo回線でVoLTEを有効にできました。通話品質は素晴らしいです。
    ところがHD通話スイッチをONにすると、SMSが受信できず困っています。送信はできます。
    OFFにすると問題なくSMS受信できるのですが、何か回避策はありますでしょうか?

    • KJ様

      手元のYmobile simでsmsの動作検証をしてみましたが、当方の環境ではVoLTE環境下でも問題なくsmsは受信出来るようです。
      volteの定義を変えてみるなどしてご確認いただけますでしょうか。

      • アドバイスありがとうございます。VoLTEの定義を DTAC_VoLTE_Commercialに変更したところ、HD通話・SMS送受信ともOKのようです。これが最適なのか判断がつきませんが、当面、これで様子を見てみます。

  7. ありがとうございます!
    この方法でmineoのdプランでVoLTE使えるようになりました。
    ただ、先日Rev1.8.8にアプデしたらQPST でのVoLTE情報が元に戻っちゃいました…
    再編集してVoLTE復活しましたが。
    今後アプデの度に再編集し直す必要があるかもしれませんね。

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