Elephone U Proの最速実機レビュー 暗所のカメラは….

先日販売が開始されたElephone U Proの実機レビューです。タイトルはちょっとしたアンチテーゼです。あまり気にしないでください。

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Elephone U Proについて

2/5にGearbest独占で販売が開始された18:9 カーブドAMOLEDが特徴のElephone Uシリーズですが、こちらは元々Elephone S9として販売が開始される予定だった製品です。GMS認証を受けるためあからさまなクローン需要を取り込めるネーミングからリネームしたのかどうかは分かりませんが、すくなからずそういった影響があるのではと思っています。製品はMediatek P23のノーマル版とSnapdragon 660(以降SDM660)のPro版があり、Helio P23の4G4G DSDSが利用可能か確認したかったものの、それよりもSnapdragonを採用した端末であるPro版を確認したい思いが強くPro版を発注してみました。あのElephoneがSDM660を!そんな思いです。

仕様

仕様は18:9の5.99インチFHD+の解像度のカーブドAMOLEDディスプレイ(sumsung製ではなくBOE製)にSDM660、そしてバッテリーは3550mAh、RAM/ROMは現在販売中のモデルで6GB/128GBという構成です。最近のトレンドである18:9のディスプレイをGalaxy S8シリーズと同様にカーブドで構成しミッドフレームからバックパネルの構成もGalaxy Sシリーズによせたものになっています。サイズ的にはGalaxy S8とGalaxy S8+のちょうど間くらいのサイズ感となっており、Galaxy S9のリーク画像と比較すると明らかにそちらを意識したものとなっていることは否定できません。

製品名Elephone U Pro
ディスプレイ 5.99″ 18:9 curved flexible AMOLED ゴリラガラス5
SoCQualcomm SDM660 Snapdragon 660
RAM/ROM6GB/64GB or 6GB/128GB MicroSDは1TBまでサポート
カメラリア: 13MP+13MP(RGB+Mono), ArcSoft algorithmフロント: 8MP
対応バンド GSM:B2/B3/B5/B8 (1900/1800/850/900)
WCDMA:B1/B8 (2100/900)
TD-SCDMA:B34/B39 (2100/1900)
CDMA: BC0 (800)
FDD-LTE:B1/B3/B7/B20 (2100/1800/2600/800)
TDD-LTE:B38/B39/B40/B41(2600/1900/2300/2500)
Wifiはa/b/g/n デュアルバンド
bluetooth5
バッテリー3550 mAh
急速充電はQC3.0 Wireless Chage対応
サイズ154.0 x 72.5 x 8.4 mm / 166g
os Android 8.0
カラーBlack、Blue、Red

ノーマル版との比較は下記記事を参照ください。

付属品

Type-C to A USBケーブル
Type-C to earphoneケーブル
電源アダプタ(EUソケット)
TPUケース
TPU系のスクリーンプロテクター
simピン
ユーザーマニュアル

フィルムはTPU系のフィルムとなり貼り付けると若干ギラツキがでるもののすべりも良く、透過性も悪くありませんが貼り付けの難度はかなり高いです。

TPUケースとフィルム付き

デザイン

デザインについては仕様でも書いたとおり、Galaxy S9のリーク画像のそれと似たデザインになっています。フロントのガラスとバックのバックパネルガラス部分がともにカーブドで構成され、5mmほどのミッドフレームをはさみシンメトリーなデザインになっています。背面はElephone S8のようにイルミネートガラスになっており、きらびやかな見た目を演出してくれますが想像の通りガラスパネルであることから容易に指紋だらけになります。

全体的にGalaxy Sシリーズライクなデザイン

フロントサイドはカーブドAMOLED 18:9が目を引く5.99インチのディスプレイとなっており、ベゼル幅はそれなりにあるもののGalaxy S8シリーズに近い表示領域になっています。セルフィーカメラ、通知LEDが配置されておりディスプレイの画質はシャープでビビット、コントラストも高く、実にAMOLEDらしい美しい表示を提供してくれます。また画面の色味についてもディスプレイ設定から色温度の変更が可能なので日本人好みな青っぽい表示にすることも可能です。ガラスもゴリラガラス5が採用されているので強度も問題ありません。しかしながらちょっと色味に関する点で気になる点がありました。

ベゼル幅はGalaxyのそれに近いですが若干こちらの方が幅があります

Galaxy S7 Edge時代のAMOLEDには視点の変更により色味が緑側にシフトするという問題がありました。それは画面を正面からみた場合、概ね問題がないAMOLEDの特性だったのですが、カーブドとなったことにより歪曲部分が画面を正面から見ていても横から覗き込んだ形となる為、両サイドエッジ部分が緑っぽく色味がシフトしてしまうという弱点です。しかしながらこれらの問題をSamsungはGalaxy S8で色味のシフトが極端に少ないAMOLEDによりかなり緩和しています。今回のBOE製のAMOLEDは残念ながらこれらの問題が解決できておらずで色味が緑側にシフトしてしまいます。極端な例ですが下記画像のようにElephone U ProとGalaxy S8を比較した場合それがよくわかります。話が長くなっていますが何が言いたいかというと本製品は正面から見た際、両サイドのエッジ部分はちょっと緑っぽくなっちゃうよという話です。

大体同じくらいの色味にあわせたElephone U Pro(左)とGalaxy S8(右)

ちょっとホワイトバランスによりイマイチな画像ですがElephone U Pro側が緑にシフトしているのがわかると思います

AMOLEDについてはフレキシブルスクリーンになっていはいるものの、表示のレベルはGalaxy S7 Edge時代のそれと似たレベルであるという感想ですが、多分多くの方はそれほど気にしない点だと思うのでへぇそうなんだ程度に読み流してください。ベストな品質ではないですがベターなカーブドAMOLEDです。

AMOLEDはやっぱりいいです

バックサイドにはデュアルカメラ13MP(カラー+モノクロ)、指紋認証エリア、デュアルトーンフラッシュが配置されています。こちらの配置もリーク画像で出ていたGalaxy S9のそれと同じ配置です。指紋認証エリアはカメラと近くレンズガラス側を触ってしまうことが多々有り個人的にはあまりよいデザインとは思いません。バックパネルはガラス製で視点の変更によりきらめきがかわる印象的なバックパネルですが、デザインの冒頭で述べた通りアンチフィンガー的な処理は入ってないようで指紋跡が簡単につきます。また下部にあるブランドロゴは通知ランプにもなっており画面を伏せた状態で着信があるとブランドロゴが光るいった機能も実装されています。

モジュールの配置はGalaxy S9のリーク画像のそれと同じ

ブランドロゴは下部に背面は美しい仕上がりです。ブランドロゴは通知ランプにもなっています

ボトムサイドにはシングルスピーカー、Type-Cポート、マイクが配置されています。スピーカーから出力されるサウンドは音量も十分でクリアな音質で全く問題はありません。イヤホンジャックは搭載されていないのでType-Cからの変換となります。

トップサイドはマイク穴とsimスロットが配置されており、simスロット位置もGalaxyと同じような位置なっています。simはnano+nano(TFカード)のハイブリッド仕様で印字付き。

目視し易い印字付きで使いやすいsimトレー

レフトサイドには何も配置されていません。

ミッドフレームはGalaxy S8とくらべて若干太めです

ライトサイドは上からボリュームボタン、電源ボタンという並びです。ボタン類はクリック感も良好で振ってもカタカタなるようなことはありません。

全体的にみてもビルドクオリティは高くelephone P7000の悪夢を思い出させる要素は皆無で美しい仕上がりになっています。サイズ感は冒頭で述べた通り、ちょうどGalaxy S8とS8+の間くらいのサイズ感なので5.99インチといえどそれほど大きい感じはしませんが、手に持った感じではいささか厚みを感じるという感想でしょうか。

Galaxy S8と比較すると一回り大きめ

ハードとパフォーマンス

Elephone U ProはSoCにSDM660が採用されたミッドハイの位置づけとなる為、パフォーマンスで特に問題を感じることはありません。キビキビとして快適な動作を提供してくれます。RAM6GB/ROM128GBのコンビも必要十分といったところですが、ROMは速度的にeMMCが採用されていると思われます。antutuのスコア的には他のSDM660端末と同様に13万5千前後のスコアとなります。

SDM660らしいスコア

ストレージも十分な速度

ユーザーインターフェイスとOS

Elephone U ProはほぼストックのAndroid状態で若干のカスタマイズが見られるOS構成となっていました。

ランチャーはLauncher3ベースのカスタムとなっておりGoogleランチャーのように左スペースにはカード表示、ホーム以降は通常のLauncher3となっておりデフォルトの状態では特に便利な要素はありません。AOSPベースであることから言うまでもないことですが日本語もサポートされています。

独自デザインのアイコンがなかなか素敵です

もちろん日本語をサポートしていますが、若干AOSPからもれる部分は英語のままです

Androidバージョンは8.0となりGMS認証を受けているためかProject Trebleのサポート端末なのか今のところ判断が難しいですが、androidのアップデート部分とベンダのアップデートでインターフェイスが別れています。

OSはOreo 8.0

ベンダアップデート部分

AndriodOSアップデート部分

またデフォルトではソフトキーが表示されていますが、iPhone Xのようなフルスクリーンジェスチャーがサポートされている為、画面下部のフリック操作で”戻る”、”ホーム”、”履歴”のオペレーションが可能です。

フルスクリーンジェスチャーもサポート

フェイスアンロックについてはOTAでサポートということになっていますが、現状一応ストックの機能でSmart Lockの設定から顔認証を設定することも可能です。ただこちらの機能は画面をボタンでオン、カメラが顔認識、スワイプでアンロックという動作になるためオペレーション数が多く煩雑であるため、結果指紋認証しか使わないのが現状です。

stockの顔認証機能、おそらく別の手段で後日フェイスアンロックの機能が提供されると思われます

気になった点としてはディスプレイ設定が画面の色味を変更していても、Googleplayからアプリをインストールしたタイミング、ランチャーからアプリをアンインストールしたタイミングで色味が強制的にデフォルトに戻るといった地味なバグがありました。こういった点はあぁElephoneだなぁと感じる点でしょうか。

なお、BootloaderはガッツリLockされておりバンドを変更する道は険しそうです。

接続性

Elephone U ProはSDM660採用で4G3G DSDSでの利用が可能です。sim1で電話回線、sim2でデータ回線のように使い分けが可能です。しかしながら利用可能なバンドはFDD B8が無いなどソフトバンク系の回線で利用するもいささか中途半端な構成です。実害があるかといったら取り立てて問題はないわけですが….。

利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、は両キャリアで共通で以下の通りです。

GSM:B2/B3/B5/B8
WCDMA:B1/B8
TD-SCDMA:B34/B39
CDMA: BC0
FDD-LTE:B1/B3/B7/B20
TDD-LTE:B38/B39/B40/B41

GPSはつかみも良く、高密度コンクリの建物の窓際で大体10秒前後で測位してくれました。

カメラ

カメラについてはArcsoftアルゴリズム採用とかなりアピールされていたポイントではありますが、パフォーマンスは至って普通な感想です。光が十分取り込めるシチュエーションでは、とてもシャープでディティールも十分で、ダイナミックレンジも普通で色味も正確でバランスが取れていますが、光が十分でない屋内などではノイズが目立ちかつElephone端末によく見られるフォーカスが安定しない状態の写真ができあがってしまいます。とくにフォーカスが安定しない写真は屋内で50cmくらいの距離で人物を撮るとよくみられ、期待していた程の結果が得られませんでした。ポートレートモードについても他のバジェット中華デュアルのようにセカンダリが飾りになっているということはありませんが、XiaomiやOneplusのそれと比較するとあまりミキシングがうまいとは言えません。すくなくともElephoneがサンプルで出しているような美麗な結果は得られませんでした。Elephone S8とくらべれば圧倒的に安定して写真を撮ることができますが、価格を考えるともう少し良いパフォーマンスがほしい部分です。より安価なXiaomi Mi note 3がこちらの端末と比べると良い写真が撮れるのが現状です。Xiaomiと比較してはだめか….。

※下記リンク先はオリジナルサイズです。モバイルの方はクリックしないようにお願い致します。

暗所のパフォーマンスは実に残念な結果になっています。アルゴリズムがノイズがのった状態でソフトな仕上げに処理しようとするせいで、ディティールがつぶれ結果全体的なイメージの仕上がりが目も当てられない結果に。ワークアラウンドとしてはオートISOが高くなりすぎる傾向があるのでそちらを手動で低く設定するくらいでしょうか….。

バッテリー

バッテリはー3550mAhと十分な容量です。PCmarkのバッテリーベンチは9時間でこちらは環境光に対して輝度が高めの設定になっているからです。当方の利用方法では1.5日は利用可能でした。給電はQC3.0およびQiによる充電がサポートされており、QC3.0での給電の場合1時間40分前後で満充電が可能です。

もうちょっと頑張って欲しい数字

Qiも利用が可能

評価

Elephoneと聞いてあまり良いイメージを抱かない方も多いと思いますが、ElephoneはこのフラグシップUシリーズにかなり力を入れているなと感じるほど全体的なビルドクオリティは高く、若干のソフトウェア的なバグはありつつも無難にまとまった作りになっています。カメラのパフォーマンスは今ひとつといったところですが、あくまでも同一価格帯を考えた場合なのでElephoneにしてはかなりましな出来です。選択されたハードにかかるコストを考えれば適正な価格なのかなとは思いますが、Elephoneに$400払えるかというのは古参の中華スマホファンの皆様にとっては大きな命題かもしれません。この端末のサポート状況が今後Elephoneを選択するか否かの大きな判断基準になっていくのかなと感じています。

購入先

現在Gearbest独占で販売が行われています。フラッシュセールは終了していますが最初に流した情報とおり、フラッシュセールより安価に購入可能なクーポンで9%オフになるので気になる方は活用ください。

Elephone U 6GB/128GB Blue

Helio P23採用のノーマル版

$336.99 $349.99

Elephone U Pro 6GB/128GB Blue

SDM660版、ハイパフォーマンスが良い方はこちら

$399.49 $419.99

最新価格は下記からクーポンページから確認ください。

代替の提案

同じSD660採用、Xiaomi史上最高のカメラスマホであるMi note 3がこちらの製品よりも安価に購入が可能です。MIUIが長くサポートされる端末であるため投資効果も高いと考えます。現状この価格帯ではまず最強のカメラスマホです。当サイト向けの限定クーポンがあるので興味がある方は検討ください。

Xiaomi Mi Note 3 6GB/64GB Blue

Xiaomi CEO曰く、Xiaomi史上最高のカメラスマホ

$389.99 $445.23
gfan227609101

Mi Note 3についてもレビューからプラスエリア化まで実施しています。下記カテゴリリンクより合わせて参考にしていただければ幸いです。

8.5 Total Score
Good!

Elephoneから発売されたフラグシップElephone U ProはElephoneのちからの入れ具合がわかるくらい、全体的に出来がよいまとまった端末になっています。SDM660のパフォーマンスは良好、ビルドクオリティは高くデザイン、ディスプレイもよく出来ていますが、カメラのパフォーマンスが今一歩といったところでしょうか。

ハードウェア
9
デザイン
8.5
ディスプレイ
9
ソフトウェア
8.5
カメラ
7.5
PROS
  • 美麗なAMOLEDフレキシブルスクリーン
  • SDM660の快適なパフォーマンス
  • 十分な容量のRAM/ROM
  • 高いビルドクオリティ
  • 美しいデザイン
  • 十分なバッテリーサイズ
CONS
  • 期待していた分感じる平均的なカメラパフォーマンス
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3 Comments
  1. いつも楽しく読ませていただいております。U proはRootが成功したみたいなのでぜひプラスエリア化に挑戦して頂きたいです!
    https://forum.xda-developers.com/android/development/guide-root-elephone-pro-manual-t3773960

    • ばやし様

      早速root化しdiagポートをオープンしてみましたが、なぜかNo Phoneとなりオープンしたdiagポートで端末⇔PC間でデータのやりとりができないため、プラスエリア化作業をすることができませんでした。

  2. 管理人さま、

    早速の挑戦ありがとうございます!なかなか道のりは厳しそうですね。。

    一方でXDAのスレッドを追いかけているんですが、メキシコの方が同じようにバンドアンロックを試み、Diagポートが開けないみたいな話をされているようです。
    skeleton1911氏がこれから見てみると言っているので今後に期待ですね!

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