Xiaomi Mi5sについて、Mi5からの変更点に着目しちょっと見て行きます。
※Xiaomi Mi5sのカスタムROM導入とプラスエリア化についても合わせて確認いただければ幸いです。
Xiaomi Mi5sについて
スペック
SD821を採用したハイスペックモデルです。MicroSDは利用できません。ディスプレイはIPS液晶で3200mAhの容量のバッテリーを積んだ端末となっています。カメラセンサーはimx298→imx378へ変更になりました。重量もメタルボディ化したことで20gほど重くなっています。
ディスプレイ | 5.15″ 1080 x 1920 ピクセル(FHD) |
SoC | Qualcomm MSM8996 Snapdragon 821, Adreno 530 GPU |
RAM&ROM | 3GB 64GB or 4GB 128GB |
カメラ | 4MP フロント/12MP バック(IMX378) |
接続性 | GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz) CDMA2000 1xEVDO 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 8,38, 39,40, 41)802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz + 5 GHz日本ではdocomo、ソフトバンクにおいて利用が可能 4G3Gのデュアルスタンバイが可能 |
バッテリー | 3200 mAh (取り外し不可) |
サイズ | 145.6 x 70.3 x 8.3 mm / 145g |
OS | MIUI 8 |
デザインとしては背面のシェイプについてMi5の形が踏襲されていますが、ミドルフレームがメタル化しDラインが入ったことによって好みが別れるデザインになりました。フロントガラスが2.5Dになったことによって保護フィルム、ガラスの選択が難しくなったのは悲しいですね。Mi5と同様に背面の歪曲はミドルフレームまで及んでおり持ちやすさは変わっていません。ホームボタンのデザインは散々ネガティブな意見があった所為かよくあるタイプの形になり物理ボタンでは無くなりました。
ディスプレイはIPS(FHD)で、Mi5とくらべても遜色ない美しさです。Xiaomi独自のSunlight Displayテクノロジーによってダイレクトにコントラストを調整するようで日光下でも視認性は上々。色味はどちらかというと青みの強い傾向ですがMIUI8はカラーキャリブレーションが可能なので好みに調整が可能です。
フロントサイドには通知LEDと4メガピクセルのカメラ(f/2.0)、超音波指紋認証兼センター式ホームボタンがあります。指紋認証は正直なところMi5から劣化しているように感じました。認識があまいのか10回中1回は失敗するような感じですが、Le max2と比べれば優秀な部類かと思います。通知LEDは視認性もよく問題ありません。フロントガラスはゴリラガラス4でブラックベゼルは少々大きめなのでこちらが気になる方はMi5と同様にフロントがブラックのモデルを選ぶと良いかと思います。
バックサイドには12メガピクセルのカメラがありGoogle Pixelと同じセンサーが採用されています。暗所でも明るい画像が取れるようになってますがOISが利用できなくなりました。これにより発生するブレは評価が別れるところかもしれません。デュアルトーンフラッシュについては変更はありません。Mi5と同様にこれらがすべて左上に集まっているため背面はスッキリしています。
トップサイドにイヤフォンジャックがあり、Mi5であった赤外線ポートがなくなりました。赤外線を利用している人には残念な変更です。
ボトムサイドにはType-Cポート、マイク、スピーカーが配置されています。スピーカーからの音質は特に気になる点は無くそれなりに良い音だと感じました。
レフトサイドはトップ側にsimトレーがありデュアルsimで2枚ともnanosimがサポートされます。
ライトサイドはボリュームキー、電源ボタンが配置されています。ボタンもメタル素材が採用されています。
冒頭でも述べたとおり、デザイン的には没個性なデザインになってしまったかなと感じていますがこの辺は好みもありますので、Mi5かMi5sかの選択をする際に参考にしていただければと思います。
ハードとパフォーマンス
SD821を採用していることから現状どのゲームも不満が出ることはないのではないでしょうか。これ以上のSoCはありませんし、実際ハングリーシャーク等をプレイした感想ではこれまでレビューしたSD820系の端末と同様に全く不満がなくプレイできました。またcpuが高いロードを示すタイミングでもメタルボディ化したおかげかそれほど端末の加熱は気になりませんでした。Antutuのスコアは15万前後です。もはやSD820との違いがどれほどか体感ではわかりません。
ユーザーインターフェイス
調達元はGearbestですが標準でMIUI8のグローバルバージョンがインストールされていましたが、日本語のロケールが入っていることを考えるとショップROMだと思われます。こちらについてはすぐに入れ替えてしまうでしょうしさして問題はありません。グローバルバージョンなのでchineseブロートウェアは含まれていませんでした。普通にMIUIなので特筆すべき点はありません。
接続性
Mi5sではSimスロット1、2を利用することで4G3Gのデュアルスタンバイ機能を利用することが可能です。スロット1にdocomoかけ放題3G、スロット2にMVNOのデータsim4Gのように電話で利用する回線、データで利用する回線をデュアルスタンバイ状態で利用することが可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。LTEバンド8が標準でサポートされているのでバンク系は相性バッチリです。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 8, 38, 39, 40, 41) |
Wifiについてはac対応で速度含めて特に問題はありませんでした。
プラスエリア化については別エントリでレポートしようと思います。
カメラ
ストックのカメラアプリはMi5と同様マニュアルモードも備え細かく設定することが可能です。モードはMi5と同様です。
撮影についてこちらもMi5と同様にシャッターを押してから保存されるまでの時間も非常に短く、高速に写真を撮ることが可能です。センサーがMi5と比べimx298→imx378へ変更になったことによって夜間でのノイズは低減しているように感じましたが、いくつか写真を撮ってみるとOISが無い為かブレが発生するシチュエーションが増えた気がします。しかしながらスマートフォンのカメラとしては優秀な部類であることは間違い無いです。
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は3200mAhでオンタイムはかなり長いです。Mi5のPCmarkのバッテリーベンチで9h超えをマークしていたのでそれ以上のバッテリーサイズから考えると日常生活で困ることはないと思われます。充電についてもMi5と同様にQC3.0が利用可能なので1.0H前後でMAX充電が可能です。
評価
Mi5Sはデザイン変更により好みが別れる変更が入ったものの、Mi5と変わらずコンパクトな端末でスマートフォンとして非常に優秀です。ディスプレイはシャープで美しくパワフルなSoCのおかげもあり日常的な操作や3Dゲームで十分なパフォーマンスを示してくれます。OISはないですがカメラも明るい環境では優秀な画質を示し暗い環境においても当方的には不満のない出来です。携帯のカメラとしては申し分のない写真が撮れると感じています。指紋認証については今後改善の見込みがあるかはわかりませんが、現時点で普段の利用において困るほど悪くはなく、それがネックで購入を控えるほどではありません。Mi5と比較した場合、個人的にはMi5でもいいかなと思うところはありますが総じて高いレベルでまとまっており、長く使える端末であると思います。購入を検討している方には間違いなくおすすめ出来る一品です。
購入先
購入先についてはサイドバーを参考ください。価格、クーポンを含め扱った端末については随時更新していきます。価格差を考えると4G/128GBバージョンがおすすめでしょうか。
以下はGearbestの価格情報です。
・ Xiaomi Mi5s グローバルver 4G/128G gold 56729円→44767円 クーポン: PTGOLDEN
・Xiaomi Mi5s グローバルver gold 3G/64 38829円→37344円クーポン: XMI5SES(春節明けに下がるような気がします。)
最新価格は下記からクーポンページから確認ください。
※Xiaomi Mi5sのカスタムROM導入とプラスエリア化についても合わせて確認いただければ幸いです。
※最新のクーポンプライスはサイドバー、モバイルの場合は投稿下部をご確認ください。