Xiaomi Redmi 4 Primeについてのレビューです。Prime/Proどちらが正式な名称か不明だったのですが正しくはprimeでしょうか。GearBestのJapan Priorityで発注し、6日で届きました。割と早かったですが箱ががっつり潰れており肝を冷やしました。
Xiaomi Redmi 4 Primeについて
スペック
SD625を採用したミッドレンジモデルです。RAM4GB/ROM64GBのモデルもあるようですが、今回は3GB/32GBモデルです。ディスプレイはIPS LCDでFHDのモデルとなります。primeを冠していない下位モデルはHDです。4100mAhの大容量のバッテリーを積んだ端末となっており、SD625との組み合わせのお陰か非常にバッテリーの持ちが良いことが特色となった端末です。重量は156gとコンパクトな見た目から相反した重さになっています。カメラセンサーはどこのものか分かりませんでしたがAIDA64などで後ほど調べてみます。USBポートはmicrousbとなっています。
ディスプレイ | 5.0″ 1080 x 1920 ピクセル(FHD) IPS LCD (当方のパネルはAUOのものでした。) |
SoC | Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625, Adreno 506 GPU |
RAM&ROM | RAM 3GB ROM 32GB |
カメラ | 5MP フロント/13 MP バック |
接続性 | GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz) CDMA2000 1xEVDO 4G LTE (B1, 3, 7, 39,40, 41) 802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz + 5 GHz 日本ではdocomo、ソフトバンクにおいて利用が可能 4G3Gのデュアルスタンバイが可能 auについては当方ノウハウがないので詳しくはわかりません。 |
バッテリー | 4100mAh (取り外し不可) |
サイズ | 141.3 x 69.6 x 8.9 mm / 156g |
OS | MIUI 8 |
ディスプレイはIPS LCD(FHD)です。441ppiのFHDは非常にシャープで美しくなにげにMi5やMi5sより画面をスクロールさせた際の残像が出ず、あれ、こっちのほうがディスプレイは綺麗なのではと感じるクオリティでした。デフォルトのキャリブレーションは若干青側の傾向ですが悪くない色味です。こちらについてはMIUIのキャリブレーションである程度調整可能です。(しかしなぜMIUIのキャリブレーション機能はあんなに中途半端なのか…。)デザインとしてはメタルユニボディを採用したデザインとなっており背面が若干歪曲したデザインになっている為、サイズ的に似た感じのZUK Z2よりコンパクトに感じました。またそのデザインにより手に馴染み持ちやすい端末になっています。ディスプレイのタッチの応答速度も良好で快適に操作することができます。
充電器とmicrousbケーブルが付属品
フロントサイドには通知LEDと5メガピクセルのカメラ(f/2.2)です。フロント右上に配置された通知LEDは視認性もよいです。フロントガラスはゴリラガラス(Xiaomiに正確な情報が無い)が採用されていますが2.5Dなデザインである為、保護シート選びは難航しそう。フロント下側に配置されたキー部分にバックライトが無いのでここはちょっと残念なポイントです。
バックサイドには13メガピクセル(f/2.2)のカメラがありセンサーは現状不明な為、後ほど追記したいと思います(saumsungのisocell s5k3l8でした)。カメラの出っ張りは無く凹んだデザインで左に配置されているのはデュアルトーンのLEDフラッシュです。指紋認証もバックに配置されており、低価格帯の製品ながら認証速度も良好でストレス無く利用できます。サテン仕上げのボディは美しく、綺麗に面取りされたフレームは低価格帯の製品とは思えないクオリティです。
トップサイドには左側にイヤフォンジャック、中央に赤外線ポートがあります。
ボトムサイドにはmicrousbポート、マイク、スピーカーが配置されています。スピーカーからの音質は音量も十分でした。
レフトサイドはトップ側にsimトレーがありデュアルsimでsim1がmicrosim、sim2がnanosimがサポートされ、sim2側はTFカードとの排他ハイブリット構成です。フレームの面取りも美しいですね。(simスロットに関する記載を修正しました。)
ライトサイドはボリュームキー、電源ボタンが配置されています。ボタンもメタル素材が採用されています。
全体的な評価としては低価格帯の製品ながら非常に美しいビルドクオリティですが、Xiaomi系に共通して言えることではありますが、サテン仕上げのメタルボディは非常に滑りやすいのでケースはあった方が持ちやすいかなと感じています。
下記はサイズ比較で参考画像です。左からmi5s、redmi 4 prime、oneplus3Tです。mi5sより一回り小さいですね。
ハードとパフォーマンス
採用されているSoCがSD625ということで、バリバリ3Dな重めなゲームはちょっと厳しい感じです。当方はハングリーシャークワールドをプレイするのですが、処理落ちする場面が明らかにSD820とくらべて多かったです。しかしながらカジュアルなゲームや普段の利用であれば全く問題のないパフォーマンスを有しているので重めのゲームをしない方には十分な性能ではないでしょうか。3GBのメモリも必要十分といった感じです。antutuのスコア的には6万を超えてくるスコアなので、SD808と同じくらいと考えると時代の流れの速さを感じます。
ユーザーインターフェイス
調達元はGearbestですがMi5sやMi note 2と同様に標準でMIUI8のグローバルバージョンがインストールされていました。不完全な日本語のリソースが入っていることを考えるとショップROMです。こちらについてはすぐに入れ替えてしまうでしょうしさして問題はありません。
ちなみにredmi 4 primeの日本語環境がほしい方はBehind the HB様のecrmodがおすすめです。redmi 4 primeのecrmodも作成してくださっています。
https://bthehb.wordpress.com/xiaomi-miui8-ecrmod/
接続性
Redmi 4 primeではSimスロット1、2を利用することで4G3Gのデュアルスタンバイ機能を利用することが可能です。スロット1にdocomoかけ放題3G、スロット2にMVNOのデータsim4Gのように電話で利用する回線、データで利用する回線をデュアルスタンバイ状態で利用することが可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。実はこちらにLTE Band8がなんとなく追加できるのではないかという興味から特に必要でもないのに購入してしまった端末なのです…..。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 3, 7, 39, 40, 41) |
Wifiについてはac対応で速度含めて特に問題はありませんでした。
プラスエリア化およびLTEのバンド追加については別エントリでレポートしようと思います。
カメラ
ストックのカメラアプリはMi5と同様マニュアルモードも備え細かく設定することが可能です。モードはMi5と同様です。
撮影についてこちらもMi5と同様にシャッターを押してから保存されるまでの時間も非常に短く、高速に写真を撮ることが可能です。センサーが不明だったので、Mi5sとMi note2の画質に喜んだ後ではうーんどうなんだろうという気持ちが強かったですが、明るい照明の環境では非常にシャープな画質で写真が取ることができました。暗所ではZUK Z2よりは綺麗ですが割とノイズが目立つシャープさに欠ける仕上がりの写真が目立ちました。写真中央の詳細さはよいのですが、なぜかエッジに向かうに連れて詳細さが欠けるような仕上がりになるのはセンサーのせいでしょうか。悪くは無いけど最高ではないという感じでMi5とMi5sには及ばないクオリティーです。過度な期待を寄せるほどの価格帯ではないですが、カメラについてはそれなりであると考えておくと良いと思われます。
追記:センサーはsamsungのisocell s5k3l8でした。
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は4100mAhで大容量。14nmプロセスで構築されたチップセットと相まって効率よくバッテリーが使われることが期待できる端末です。当方が利用した感じではとにかくバッテリーが減りません。二日目に突入してもなお余裕で利用が可能なレベルでなので、SOTとしては12hrは余裕で超えるパフォーマンスだと思われます。二時間弱でMAX充電が可能でした。残念なこととしてはなんでmirousbを去年の11月発売の製品に搭載したんだよというところでしょうか。
評価
安価なRedmiシリーズではあるものの、メタルユニボディによるビルドクオリティやプレミアムな見た目から安っぽさを感じることは全くないですが、XiaomiのRedmiシリーズを見慣れた人にとってはパンチにかける変化の無いデザインと感じるかもしれません。当方はRedmi note 2以来のRedmiだったので非常に満足度の高いデザインでした。
そしてバッテリーライフや綺麗なIPS LCD、SD625の性能から考えると非常にコストパフォーマンスの高い端末だと感じました。特筆すべき点としてはやはりバッテリーライフでしょうか。SD625と4100mAhのバッテリーは非常に効率よく働いており、本当になかなかバッテリーは減りません。ZUK Z2というちょっとおかしい(良い意味で)異端児を除き、この価格帯で5インチを探しているのであればまず間違いがない選択肢だと思います。厚みはありますがコンパクトな仕上がりなので片手も操作が容易です。
購入先
購入先についてはサイドバーを参考ください。価格、クーポンを含め扱った端末については随時更新していきます。
以下は2017/3/3現在のGearbestの価格情報です。現状クーポンが出ているのはゴールドのみグレーは高くなってしまったので、下記リンク先からカラーを変更して価格を確認して見てください。ちなみに2G/16Gモデルは下位モデルのSD430のモデルですのでお間違え無いよう気を付けてください。
追記:グレーとシルバーを追加しました。
・Xiaomi Redmi4 pro gold $169.99→$164.99 coupon: XIREDMI ($169.99→155.39 coupon: GBAniversario4)
・Xiaomi Redmi4 pro grey $189.99→$179.99 coupon: RedmiA4G
・Xiaomi Redmi4 pro silver $169.99→$164.99 coupon: XiaomiR
※最新のクーポンプライスはサイドバー、モバイルの場合は投稿下部をご確認ください。※banggoodもgoldのみ$169.99ですね。