Huawei Honor Pad2のレビューです。下記記事において新規ユーザー向けクーポンで$219.99で購入が可能であった本機ですが通話も可能なタブレットということで物珍しさに負けて発注してみました。ちょっと見ていきます
Huawei Honor Pad 2について
仕様
大まかな仕様として下記表の通りです。セルラーモデルとなる為、GSM/WCDMA/LTEがサポートされ機器単独でのモバイル通信が利用できます。低価格モデルながら抑えるところは抑えた製品になっています。SD616、RAM3GB/ROM32GBは必要十分ですし、足りないストレージはmicrosdで拡張が可能です。GPSは搭載されていますがコンパスがサポートされていないのでちょっと残念です。
ディスプレイ | 8″ 1200 x 1920 ピクセル IPS LCD |
SoC | Qualcomm MSM8939 Snapdragon 616, Adreno 405 GPU |
RAM&ROM | RAM 3GB / ROM 16GB or 32GB |
カメラ | 2MP フロント/8MP バック |
接続性 | GSM (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz) 4G LTE (B1, 3, 7, 38, 39, 40, 41) 802.11 /b/g/n/ac |
バッテリー | 4800mAh (取り外し不可) |
サイズ | 209.3 x 123 x 8.1 mm / 340g |
OS | EMUI android 6.0 |
付属品
USBケーブル
チャージャー
インストラクションカード
デザイン
画像ではメタルボディっぽく見えますが、ボディはプラスチック製になります。8インチディスプレイは2.5Dではなくフラット。全体的に見て少し安っぽい印象ですが、作りはしっかりしています。1200×1920のディスプレイはどちらかと言うと青い傾向のディスプレイですが、EMUIのキャリブレーション機能である程度調節が可能。視野角も問題なくシャープな液晶になっています。非表示エリアのブラックベゼルは少々太目ですが2mm程度なので許容範囲です。しかし白のパネル部分がラメっぽく加工されており安っぽいデザインに見える原因の一つになっています。またフレームとパネルのつなぎの部分が金色に縁取りされておりそれもまたちょっとといった感じでしょうか。8インチの大きさは片手でもつことも可能で、サイズ的にはボディバックなどにも入れることができます。
フロントサイドには通知LEDとフロントカメラ2MPが配置されキーはオンスクリーンキーとなります。フロントのグリル部分がメインのスピーカーとなっており音質はいたって普通、最大ボリュームにしても音割れなどは発生しないので特に問題はありません。
バックサイドには8MピクセルのカメラとLEDフラッシュが配置されているのみです。プラスチック素材となる為メタルユニボディのサテン仕上げと比べ滑りにくく扱いやすい仕上げになっています。
トップサイドにはイヤフォンジャックのみが配置されています。
ボトムサイドにはmicrousbポート、マイクのみが配置されています。
レフトサイドには何も無し。
ライトサイドはボリュームキー電源ボタン、カバーされたmicroSDスロットおよびSimスロットがあります。各スロットはスロットインタイプになっている上に、simはmicrosimとなるためnanosimがメインの場合はアダプタをつけて利用する必要があります。
ハードとパフォーマンス
SD616のパフォーマンスとしては2年ほど前のSoCとなるためベンチマークのスコアはまあそれなりといったところではありますが、ことドキュメントの参照や動画の視聴、ブラウジングといった部分では全く問題のないパフォーマンスを示してくれます。RAM3GBも必要十分で特にマルチタスク上で不満はありません。しかしながらEMUIのアニメーションが特徴的でもっさり動いている様に感じてしまう..。Antutuのスコア的には4万程度となります。
ユーザーインターフェイス
HuaweiのEMUIが標準のインターフェイスを提供しますが、ランチャーは中華でよくあるドロワーを持たないタイプのランチャーです。アニメーションが当方にとってはちょっと邪魔くさい演出ですが動きはスムース。中国向けromとなりますが言語は日本語もサポートされている為、特に改変の必要なく日本語環境が利用できます。また初期状態ではGoogle Playがインストールされていませんが、Hi AppからGoogle Playで検索を行うとダウンロードが可能なので簡単に利用できる環境が作れます。デフォルトの状態では中華ブロートウェアが多く入った状態ですがすべてアンインストールが可能で不要なものは問題なく削除が可能でした。
google playはhi appからインストール可能
言語ロケールともに日本語が選択可能
設定はほぼ日本語で利用可能
電話アプリもインストールされており通話が可能
接続性
Huawei Honor Pad 2セルラーモデルはシングルsim仕様となりますが、下記の通りのバンドがサポートされており通話およびモバイル通信が単独で可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 3, 7, 38, 39, 40, 41) |
カメラ
カメラの画質はバックが8MP、フロントが2MPとなります。正直なところメモ的な使い方であれば問題なく、それほど悪くない出来というレベル。タブレットにカメラの画質を求める方は少ないでしょうしこの辺はさらっと。作例のリンク先はオリジナルサイズとなるのでモバイルの方は開かないようにしていただければと思います。
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は4800mAhとタブレットとしては普通なサイズの容量ですが、SD616のバッテリー効率のお陰か持ちもよく、モバイル回線を使わない環境であれば消費電力も少なく一回の充電でかなり長く利用が可能です。
評価
低価格路線のタブレットとしては無難にまとまっている製品です。SD616のパフォーマンスはブラウジングやドキュメントの閲覧、動画の視聴といったコンテンツの消費は無難にこなし、4G対応で利用ロケーションの可能性を広げてくれる点は大きなメリットです。デザインは価格なりという感じではありますが、作りはしっかりしており8インチサイズのプラスチックボディは片手でのホールド感も上々です。所有欲を満たすような端末ではありませんが、単純にモバイル通信可能なタブレットとしては悪くない選択肢です。
文字潰れもなく電子書籍用としても悪くない選択肢です。
購入先
新規ユーザー価格は終了していますが、現在$236.14で購入可能です。気になる方は以下よりチェックいただけれと思います。
最新価格は下記からクーポンページから確認ください。