※プラスエリア化は現在sim1/sim2へband prefの値適用、rf bc configへの値適用まで出来ていますが、なぜかband 6を掴んでくれず調査を続けています。fastbootからmodemst1、modemst2にライトプロテクトが掛かっている状況もあり、いやな予感しかしません…。※
Xiaomi Mi Max2についてのレビューです。SoCがSnapdragon652からSnapdragon625へスペックダウンしつつもバッテリー容量が増加したことで、よりバッテリー持ちを意識した端末となったMi Max2ですがちょっとみていきます。
Xiaomi Mi Max 2について
仕様
Mi Maxと比較するとSoCが650(652)→625へと変更され、よりバッテリー効率重視に、バッテリー容量が4850mAh→5300mAhへと変更されています。サポートされるLTE Bandに8が追加され、バンク系の回線でも利用がしやすくなっています。(Mi Maxはrfnvファイルにband8の情報を持っているようでLTEバンドの追加が出来たようですが…。)サイズはほぼ変わりませんがデザインの変更により8gほど重くなっています。6.44インチの画面はFHDから変わらずですが、ベースメモリサイズが3GB→4GBへと底上げされています。
ディスプレイ | 6.44″ 1080 x 1920 ピクセル IPS LCD |
SoC | Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625, Adreno 506 GPU |
RAM&ROM | RAM 4GB / ROM 64GB or 128GB |
カメラ | 5MP フロント/12 MP バック IMX386 |
接続性 | GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) CDMA2000 1xEVDO UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz) 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 8, 38, 39, 40, 41) 802.11 /b/g/n/ac 日本ではdocomo、ソフトバンクにおいて利用が可能 4G3Gのデュアルスタンバイが可能 |
バッテリー | 5300mAh (取り外し不可) |
サイズ | 174.1 x 88.7 x 7.6 mm / 211g |
OS | MIUI 8 android 7.1.1 |
付属品
USB Type-Cケーブル
チャージャー
simピン
インストラクションカード
デザイン
ディスプレイはIPS LCDで1080pです。342ppiとなりますが見た目でドットのあらさが目立つことはなく6.44インチの大迫力な画面です。パネルメーカーは天馬のものでしたが、これまたこれでもかというくらい青い画面です。ディスプレイの非表示エリア、ブラックベゼルと呼ばる部分はかなり狭くなっており白いフロントパネルでは非常に気になるこの部分もスマートな仕上げになっています。感想としてはとにかくひとこと、”でかいな”でしたが意外と慣れてしまうもので、簡単な操作は片手で実施できてしまうのはきっと当方の手が大きいからでしょう。
フロントサイドには通知LEDとフロントカメラ5MPおよび静電タッチキーが配置され、タッチキーにはバックライトが実装されています。通知LEDは白パネルに白発光となりますが、視認性に問題はありません。パネルはゴリラガラス4が採用され、2.5Dパネルとなり非表示エリアからラウンドしています。
ブラックベゼルもスッキリ細い
バックサイドには12メガピクセル(f/2.2)のカメラとデュアルトーンフラッシュLEDおよび指紋認証エリアが配置されています。指紋認証エリアはバックサイドの上部に配置されている為、手が小さい方はちょっとタッチしずらいかもしれません。メタルユニボディでサテン処理されているので、滑りやすい点は注意が必要です。アンテナラインはiPhone7っぽい処理です。このアンテナラインの設計はボディの強度にも寄与するのでこれからの主流になっていくデザインでしょうか。指紋認証は精度も良好でアンロックも快速です。
トップサイドには左側にイヤフォンジャック、ノイズリダクションマイク、赤外線ポートが配置されています。
ボトムサイドにはmicrousbポート、マイク、スピーカーが配置されています。上部と下部から出力されるデュアルスピーカーはAxon 7ほではないもののなかなか良い音質で鳴らしてくれます。
レフトサイドはトップ側にsimトレーがありデュアルsimでsim1がmicrosim、sim2がnanosimがサポートされ、sim2側はTFカードとの排他ハイブリット構成になっています。
ライトサイドはボリュームキー電源ボタンが配置されています。
大画面でありつつも薄くスッキリとしたデザイン、安っぽさは全くない為デザイン的には当方はかなり気に入っています。最後はサイズ比較ですが、Mi Mixと比較してもかなり大きく両手持ちが必要なサイズです。左からMi Max2、Mi Mix、Mi6の並びです。
ハードとパフォーマンス
Mi MaxはMiシリーズでありながらハイエンドSoCが搭載されていない端末です。Mi Max 2においてもSD625が採用されミッドローの扱いとなっていますが、そもそも大抵のメジャーなゲーム(日本製のアプリを除いて)はSD625で十分なフレームレートが確保できるので多くの人にとってはSD650系か625かの違いはほぼ感じないと思われます。ブラウジングや動画の視聴といったコンテンツの消費においてもなんら不都合はなく、端末の動作においても遅い、重いといった状況は発生し得ないと当方は考えています。そして実際利用してみてもSD625で全く問題なく快適に利用できています。antutuのスコア的には6万越えという結果で、その他SD625を採用した端末と同レベルです。RAM 4G/ ROM 64GBも必要十分といったところでしょうか。
ユーザーインターフェイス
調達元はGearbestですが、Global Stableがインストールされた状態でBootloaderもロックされており、機器をmiアカウントにバインドしてから72hはアンロックができませんでした。日本語のロケールは存在しないためそのまま使うには別途対策が必要です。Google Playはインストールされているためmore locale 2などで日本語を選択できるようにすればそのまま利用することも可能ですが当方は早々にXiaomi.euをインストールしました。Xiaomi.euでは日本語がサポートされています。そういえば余談ですが、最新のchina devでは日本リソースが追加されているようですね。
デフォルトの壁紙はmi max2向け独自のもの
bootloaderはロックされており、機器をバインドした後72h待つ必要あり
パネルは天馬、センサーはフロントがisocellでバックがimx386
接続性
Mi Max 2ではSimスロット1、2を利用することで4G3Gのデュアルスタンバイ機能を利用することが可能です。スロット1にdocomoかけ放題3G、スロット2にMVNOのデータsim4Gのように電話で利用する回線、データで利用する回線をデュアルスタンバイ状態で利用することが可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。LTE Band 8も標準でサポートされており、特にSoftbank系の回線ではなんら不都合なく利用が可能と思われます。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 8, 38, 39, 40, 41) |
プラスエリア化については現在作業中ですが、設定は入るもののバンドを掴んでくれず現在調査中です。先週頭には手元にありましたが、プラスエリア化作業がうまくいかずレビューが遅くなってしまった…。一向にプラスエリアを掴んでくれません….。
カメラ
Xiaomiの大画面端末では経験上あまり良いカメラの仕上がりを経験していませんが、Mi Max 2においてもご多分に漏れずあまり印象はよくありません。センサー自体はsonyのIMX386を採用とMi6と同じセンサーとなっており、それを売りにしているようですがセンサー以外の点でMi6でサポートされているOISはありませんし、f値も1.8→2.2となっている為か全体的なパフォーマンスを見てもMi6と同様なレベルでの撮影はできません。低照度の環境でそれらの違いは明確に現れ、明らかにMi6と比較するとノイズののりやディティールの違いを確認することができます。しかしながら$300前後の端末であるとを考えると、明るい環境での色の再現性やディティールといった点ではまあ悪くないという印象でしょうか。下記簡単な低照度環境でのmi6との比較です。リンク先はオリジナルサイズになっているのでモバイルの方は開かないようにしていただければと思います。
mi6の作例
max2の作例
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は5300mAhと圧巻の大容量。Xiaomi曰く2日持つバッテリーという話ですが、当方の利用パターンからいくと以下の通り3日目にしてまだ余裕があるレベルでした。とにかくバッテリーが減りません。そもそも当方が頻繁にスマートフォンを使わないからということもありますが、それにしても素晴らしいSoTです。通常の想定される利用範囲であればまず間違いなく2日は持ってくれるバッテリーです。充電時間についてはQC3.0であっても5300mAhのフル充電には2時間30分前後の時間が必要でした。そしてOTG充電がサポートされているのでバッテリーとしても利用が可能です。
2日と11時間でまだ50%。
Mi Max2から給電されるMi6
評価
Xiaomiの端末として高いビルドクオリティ、6.4インチの圧倒的な大画面、SD625と大容量のバッテリーにより、よりフラグシップとの差別化が出来ている素晴らしい端末です。6.4インチというニッチなカテゴライズの製品となりますが、あなたが求めるものが大画面とバッテリーの持ちである場合、Mi note 2やMi Mixよりも優れた体験を提供してくれるはずです。SD650系からSD625への変更はダウングレードと見て取れるかもしれませんが、SD625は大抵の場合問題のないパフォーマンスを示しメジャーな3Dゲーム、もちろんカジュアルなゲーム、普段の操作においても快適な動作を提供してくれます。(日本の3Dゲームはわかりませんが..。)また、5300mAhのバッテリーとの組み合わせはSoCの変更がダウングレードでは無いことを示してくれると思います。そのサイズ感からMi Maxは敬遠していましたが、良いです6.4インチ。
購入先
購入先についてGearbestがリセラー最安価格です。気になる方は以下よりチェックしてみていただければと思います。
最新価格は下記からクーポンページから確認ください。
その他
以下、更新し次第まとめます。
カスタムリカバリの導入、カスタムromの導入については以下を参照ください。
プラスエリア化については以下を参照ください。