Xiaomi Note2についてのレビューです。Mi note 2は中国モデルとグローバルモデルで利用できるBandに差異があります。日本人が買うならまず間違いなくグローバルモデルがおすすめ。ちょっと見ていきます。
Xiaomi Mi Note 2 グローバルモデルについて
スペック
SD821を採用したハイスペックモデルです。MicroSDは利用できません。ディスプレイはOLEDで4070mAhの大容量のバッテリーを積んだ端末となっています。カメラセンサーはバックがimx318、フロントがimx268となります。重量は166gと見た目と大きさよりも軽く持った際に思ったより軽いのでちょっとびっくりします。特筆すべき点としてはなんと行っても幅広いLTEバンド対応でしょうか。この対応バンドを見ると中国モデルはちょっと…となってしまいます。
ディスプレイ | 5.7″ 1080 x 1920 ピクセル(FHD) OLED |
SoC | Qualcomm MSM8996 Snapdragon 821, Adreno 530 GPU |
RAM&ROM | 4GB 64GB or 6GB 128GB |
カメラ | 8MP フロント(IMX268)/22.56 MP バック (IMX318) |
接続性 | GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1700, 1900, 2100 MHz) CDMA2000 1xEVDO 4G LTE (B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 39,40, 41)802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz + 5 GHz日本ではdocomo、ソフトバンクにおいて利用が可能 4G3Gのデュアルスタンバイが可能 ?auについては当方ノウハウがないので詳しくはわかりません。 |
バッテリー | 4070mAh (取り外し不可) |
サイズ | 156.2 x 77.3 x 7.6 mm / 166g |
OS | MIUI 8 |
ディスプレイはOLED(FHD)で、非常に発色も綺麗。デフォルトのキャリブレーションはOLEDに有りがちなちょっと緑の傾向が入った青色です。(個体差かもしれませんが…)こちらについてはMIUIのキャリブレーションである程度調整可能ですが、丁度良い色味に設定が出来ないのでややストレスです。供給元はLGのペンタイルでしょうか。発色の仕方がsamsungのそれとは若干違うように感じます。デザインとしては背面全面が均一にシェイプ(対称的なデザイン)していて、ミドルフレーム部分は非常に細いです。5.7インチの端末ですがこのシェイプのお陰でかなり持ちやすい端末になっており、ミドルフレームを持っている感じがありません。フロント部分のカーブデザインはgalaxy s7 edgeの様な急なカーブではなく緩やかなカーブになっており、ベゼル部分の幅もそれなりにあるのでgalaxy s7 edgeでなれるまで大変だった誤タッチはありませんでした。またタッチの応答速度は全く問題なく非常にスムースです。日光下のディスプレイにおけるコントラストは体感で申し訳ないですがgalaxy s7 edgeより劣る様な気がしましたが視認性は良好です。画像は到着してすぐに撮ったエビデンスを兼用しているので保護シート等々がそのままですがご容赦ください。
ケースと充電器、ケーブルが付属品
サイドベゼル部分の幅は大きめ
フロントサイドには通知LEDと8メガピクセルのカメラ(f/2.0)、指紋認証兼物理クリック式のホームボタンがあります。こちらについてはmi5と同じような仕組みです。指紋認証はMi5と同様に非常に認識率もよく即座にアンロックが可能です。画面が消えているタイミングではホームボタンを押してそのままアンロックされる形になるので非常に快適に利用できます。フロント左上に配置された通知LEDは視認性もよく問題ありません。フロントバックともにガラスはXiaomi曰く3D curved glassと呼んでいますが公式ではゴリラガラスとは触れていないので強度はちょっと心配です。
バックサイドには22.56メガピクセルのカメラがありセンサーはIMX318でDXOMarkでも評価が高かったXperia XPと同じセンサーです。カメラは若干出っ張っていますがそれほど気にならないレベル。薄いケースでも保護できるレベルの出っ張りですね。デュアルトーンフラッシュ、カメラ、ブランドロゴのみの背面ですが非常に美しい佇まいです。
トップサイドにイヤフォンジャック、mi5sでは無くなっていた赤外線ポートがあります。
ボトムサイドにはType-Cポート、マイク、スピーカーが配置されています。スピーカーからの音質は音量も十分で明瞭に音を鳴らしてくれます。
レフトサイドはトップ側にsimトレーがありデュアルsimで2枚ともnanosimがサポートされます。
ライトサイドはボリュームキー、電源ボタンが配置されています。ボタンもメタル素材が採用されています。
全体的に非常に美しい出来です。galaxy s7 edgeのマネじゃないかと思うかもしれませんが手に持った感じは似て非なるものです。サイズは感は5.7インチ級ではかなりコンパクトに纏まっており、oneplus3TやMoto Zと大体同じくらいのサイズ感です。
ハードとパフォーマンス
android系で世界最速のSoCである為こちらについては言及することが無いですがSD821を採用していることから現状どのゲームも不満が出ることは無いと思います。ディスプレイのFHDと相まって全くゲームや操作にストレスはありません。6GB/128GBモデルなのでマルチタスキングにおいても全く足を引っ張る要素がありません。Antutuのスコアは14万前後です。
ユーザーインターフェイス
調達元はGearbestですがMi5sと同様に標準でMIUI8のグローバルバージョンがインストールされていましたが、日本語のロケールが入っていることを考えるとショップROMだと思われます。こちらについてはすぐに入れ替えてしまうでしょうしさして問題はありません。グローバルバージョンなのでchineseブロートウェアは含まれていませんでした。普通にMIUIなので特筆すべき点はありません。完全な日本語がサポートされたUIでは無いので自身で日本語サポートが必要な場合は別途ROMをインストールする必要があります。
接続性
Mi note2ではSimスロット1、2を利用することで4G3Gのデュアルスタンバイ機能を利用することが可能です。スロット1にdocomoかけ放題3G、スロット2にMVNOのデータsim4Gのように電話で利用する回線、データで利用する回線をデュアルスタンバイ状態で利用することが可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。バンド的には申し分の無い、Xiaomiでは最多のバンドでしょうか。WCDMA band6はありませんがおそらく問題なく追加できると思われます。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1700, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 2,?3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30 38, 39, 40, 41) |
Wifiについてはac対応で速度含めて特に問題はありませんでした。
プラスエリア化については別エントリでレポートしようと思います。
カメラ
ストックのカメラアプリはMi5と同様マニュアルモードも備え細かく設定することが可能です。モードはMi5と同様です。
撮影についてこちらもMi5と同様にシャッターを押してから保存されるまでの時間も非常に短く、高速に写真を撮ることが可能です。センサーが昨年の頭にsonyがリリースしたimx318ということでOISは利用できません。しかし最速0.03秒の高速ハイブリッドオートフォーカスならびに、動画向け3軸電子手ブレ補正機能で良質な画像および動画の撮影が可能です。前述しましたがXperia XPでDXOmarkでも非常に高い評価を受けたセンサーである為、Xperiaとソフトウェア的な処理の差はありつつもかなり綺麗な写真を撮ることが可能です。気になる点としてはHDRが有効になる際、保存に時間がかかるのか軽いシャッターラグの様なものが発生しました。また暗い照明の環境は得意では無いかなと感じていますがそれほど悪い出来ではありません。
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は4070mAhでオンタイムは非常に長く、OLEDがFHDなおかげもあるのか7時間以上はSOTはありそうです。PCMarkのバッテリーベンチは9Hは出ています。当方の使い方では2日はバッテリーが持ちそうです。充電についてはQC3.0が利用可能なので1.5H前後でMAX充電が可能です。
評価
XiaomiのプレミアムフォンとしてMi note 2は所有欲を満たすには十分な価値がある端末です。ハードウェアビルドクオリティ、対応LTE Band、カメラの画質どれをとっても素晴らしく総じて高いレベルでまとまっている端末です。ディスプレイが2Kで無いことは人によってはマイナス点かもしれませんが、バッテリーへの影響を考えるとFHDという選択肢も悪いものでは無いということをMi note 2を使って改めて認識しました。FHD、5.7インチでも非常にディスプレイは綺麗です。また曲面ディスプレイということでgalaxy s7 edgeの様になれるまで誤タッチの連続かな、という心配も有りましたがベゼルのマージンがそれなりにあるので杞憂に終わったことは嬉しい誤算でした。しかしながらMi Mixの様なその端末でないと表現できないような特色は無く、競合であるgalaxy s7 edgeあるいはnote7と比べるならmi note2で無いといけないという理由が見つかりませんでした。Mi MixとMi note 2の良さが合わさった様な端末が出れば最高なのですが、これからのXiaomiに期待したいところです。
購入先
購入先についてはサイドバーを参考ください。価格、クーポンを含め扱った端末については随時更新していきます。
以下は2017/2/27現在のGearbestの価格情報です。
・Xiaomi Mi Note 2 Global Version $715.99→$629.99 coupon: MINOTE2S
最新価格は下記からクーポンページから確認ください。
その他
カスタムリカバリの導入、カスタムromの導入、プラスエリア化については以下を参照ください。
※最新のクーポンプライスはサイドバー、モバイルの場合は投稿下部をご確認ください。
いつも有益な情報をありがとうございます。
これからプラスエリア化等行われると思いますが、Minote2globalのrfnvを利用した他機種のb19有効化等も試される予定でしょうか?
また、rfnvを頂くことは駄目でしょうか?
よろしくお願いいたします。
mi5s-user様
ご覧いただきありがとうござます。
>これからプラスエリア化等行われると思いますが、Minote2globalのrfnvを利用した他機種のb19有効化等も試される予定でしょうか?
無論そのつもりです。むしろそちらの方が入手した大きな目的だったりしますので。
>また、rfnvを頂くことは駄目でしょうか?
有益なフィードバックが皆様にできればと考えています。
他機種への移植、期待してます!
やはりそちらの目的も大きかったんですね!
ご報告をお待ちしております。
レビューお疲れ様です。
rfnv流用等、期待しております!