Xiaomi Mi5について
スペック
SD820を採用したハイスペックモデルです。MicroSDは利用できません。ディスプレイはインセルIPS液晶で3000mAhの容量のバッテリーを積んだ端末となっています。パフォーマンスについては言及する必要はないでしょう。ストレージも非常に高速に動作してくれます。
ディスプレイ | 5.15″ 1080 x 1920 ピクセル(FHD) |
SoC | Qualcomm MSM8996 Snapdragon 820, Adreno 530 GPU |
RAM&ROM | 3GB 32GB |
カメラ | 4MP フロント/16MP バック |
接続性 | GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz) 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 38, 40, 41)802.11 a/b/g/n/ac 2.4 GHz + 5 GHz日本ではdocomo、ソフトバンクにおいて利用が可能 4G3Gのデュアルスタンバイが可能 掴まないbandも多いが実は・・・ |
バッテリー | 3000 mAh (取り外し不可ビルトインタイプですがバックパネル外すとわりとすぐバッテリーにアクセス可能です。) |
サイズ | 144.6 x 69.2 x 7.3 mm / 129g!! |
OS | MIUI 8 |
デザインは個人的に95点です。背面のシェイプ、ミドルフレーム、2.5Dではないディスプレイ、どれをとっても当方の好み。背面の歪曲はミドルフレームまで及んでおり、非常に美しい仕上がり。ホームボタンの細いデザインはちょっと残念です。そしてこちらが物理ボタンである必要性は無いように思いました。Oneplusのようなセンサーがベストでは。
ディスプレイはインセルIPS(FHD)で、最大輝度も十分明るく発色も有機ELには劣りますがiphone6sと比べても負けないくらい綺麗です。Xiaomi独自のSunlight Displayテクノロジーによって日光下でも視認性は問題ないと感じました。当方の端末は色味も落ち着いており青い傾向を示していますが、ZUK Z2よりはおとなしめです。
フロントサイドには通知LEDと4メガピクセルのカメラ(f/2.0)、指紋認証兼物理ホームボタンがあります。指紋認証エリアは非常に優秀で指紋によるアンロックに全くストレスはありません。通知LEDは視認性もよくすぐに通知に気づくことができます。フロントガラスはゴリラガラス4でブラックベゼルは少々大きめ。ブラックベゼルが気になる人はカラーをブラックにするとよいと思います。
バックサイドには16メガピクセル、4軸OISが利用可能なカメラセンサーf/2.0とデュアルトーンLEDフラッシュがあり、すべて左上に集まっているためデザインを邪魔するものがありません。美しい。素材は全面と同様にゴリラガラス4を採用しているとのこと。こちらも微細な傷がつくことによって強度は劣化するので裸で使う場合は何かしらのシートを貼ったほうがいいかもしれません。ちなみにSLICKWRAPSにはMi5のスタイルシートが扱われているのでそちらを貼っても良さそうです。デザインは細かい斜めの格子のようなパターンで彩られています。
トップサイドにイヤフォンジャックと赤外線通信ポートがあります。赤外線はTOSHIBAのREGZAで問題なく動作しました。
ボトムサイドにはType-Cポート、マイク、スピーカーが配置されています。バックパネルからサイドフレームまでのシェイプが実に美しいです。
レフトサイドはトップ側にsimトレーがありデュアルsimで2枚ともnanosimがサポートされます。
ライトサイドはボリュームキー、電源ボタンが配置されています。ボタンもメタル素材が採用されているので安っぽさはありません。ロットによってはこれらのボタンがゆるく斜めになっていたり電源ボタンがまっすぐになっていないような状態があったようですが、当方の端末は全く問題がありませんでした。
当方はゴールドを選択しましたが、mi5のデザインから考えると総じて美しく見えるカラーの選択は黒が正解だと感じました。
ハードとパフォーマンス
3GB/32GB版はSD820でもクロックが1.8ghzまで下げられたモデルとなりますが他のSD820と変わらず全く問題はないです。普段使い、ゲームにおいても不満を感じません。画面のスクロール等の操作で引っかかるようなことはありませんしゲームでの利用も期待どおりのパフォーマンスを示してくれます。antutuスコア的には11万前後になりました。他のSD820端末と比べてクロックが下がっている分スコアは控えめです。ディスクは32GBバージョンの場合シーケンシャルライトが若干遅く90MB/s程度のようですがこの速度であれば全く不都合が無いレベルです。シーケンシャルリードは350MB/sくらい出ているので非常に高速。
ユーザーインターフェイス
ユーザーインターフェイスは標準でMIUI8のグローバルバージョンがインストールされていました。OTA可能なショップカスタムが無いタイプです。余計なカスタムが入ってないグローバルバージョンなので安心して利用ができそうです。もちろん日本語ロケールはありませんがmorelocal2などを利用し日本語を選択すればアプリ内の日本語表示に問題はありません。またandroid6のcjkフォントがインストールされているので中華フォント状態にならず利用可能です。
接続性
Mi5ではSimスロット1、2を利用することで4G3Gのデュアルスタンバイ機能を利用することが可能です。スロット1にdocomoかけ放題3G、スロット2にMVNOのデータsim4Gのように電話で利用する回線、データで利用する回線をデュアルスタンバイ状態で利用することが可能です。
利用可能なLTEはDocomo系(赤字)やSoftbank系(青字)、紫は両キャリアで共通で以下の通りです。LTEバンド8が無いなどかなりバンク系で使うには心もとない感じですがどうやらLTEバンドも追加が可能なようなので、プラスエリアと合わせてLTE Band8の追加についても別エントリで紹介したいと考えています。
GSM / GPRS / EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) UMTS / HSPA+ (850, 900, 1900, 2100 MHz ) 4G LTE (B1, 3, 5, 7, 38, 40, 41) |
Wifiについてはac対応ですが、我が家のNECのAPではなぜ速度が出ずパフォーマンスが非常に低くかった。おそらくこれはMIUI8.0.2のバグかなにかだと思うのでカスタムもしくはOTA後に追試したいと思います。
カメラ
ストックのカメラアプリはマニュアルモードも備え細かく設定することが可能。もちろんオートでも手軽に写真を撮れます。モードは下記のようになっており一通り必要な機能は有しています。
撮影はシャッターを押してから保存されるまでの時間も非常に短く、高速に写真を撮ることが可能です。日中明るい環境では非常にシャープで美しい写真が動きがある被写体でもブレずに撮影することが可能ですが、屋内や夜景については今ひとつノイズが気になる仕上がりです。フロントカメラはピクセル数は控えめですが、割りと良い写真が撮れます。
写真についての評価はおなじみDXOMarkがMi5についての評価を行っているので詳しくはそちらを参照してください。
バッテリー
バッテリーはビルトインタイプで取り外しができません。容量は3000mAhでオンタイムはかなり長いです。PCmarkのバッテリーベンチでは9hでdozeとmiuiのタスクキルがかなり利いている結果かと思われます。おそらくブラウズ程度の利用であれば5時間のオンタイムはあるかと思われます。充電についてはQC3.0が利用可能なので1.0H前後で、MAX充電が可能です。当初製品付属の充電器はQC3.0に対応していなかったようですが、当方の手元にある端末付属の充電器は仕様を見る限りQC3.0に対応しているようです。
評価
Xiaomi Mi5はXiaomiができることできないことを明確に表現している端末だと感じています。高速なパフォーマンスとXiaomiらしいデザインは実に素晴らしいと感じましたが、カメラについてはやはりsamsungには及ばない仕上がりですし、LTEの対応bandなどを見てもいわゆるプレミアムフォンには及びません。限られたコストの中で精一杯表現している感が強いです。しかしながら逆にプレミアムフォンの1/4の価格でこれだけの端末を作りあげているという事実でもあります。ちょっと残念なカメラについてもすべてのシーンで有用なカメラではありませんが、光の条件がよい環境では非常に良いアクションカメラとして利用できます。5.15インチというディスプレイは中途半端かなと感じますがそのボディサイズは片手て利用するには非常に便利です。また本体の軽さは本当最高です。
購入先
3G/32GBモデルでホワイト限定ですがGearBestで23165円で購入が可能です。クーポンはMI54GBです。
追記: 新しいクーポンが発行されました。 クーポン: KIMOVILMI5 27408円→25467円 (レート更新後の価格に更新)
Xiaomi Mi5 black 128GB 46823円→45681円 クーポン: ROTHQ